エンプレスエイジの世界観
oskといったロゴのみから舞台となったのは大阪のあい○ん地区だろう。さらに警察のお偉方が女子供に尊大な態度をとり、そんなダメダメな上層部に嫌気が差した刑事が本来なら敵対する反社とコンタクトをとり、何より十代の姉弟だけの家庭が放置されたりと治安も経済もお世辞にもいいとは思えない。“13地区”というのも臭いものに蓋をする目的みたいな場所であり、“ナイト”という異能力者も鬼○の血鬼術やちいか○のキメラを彷彿とさせる。この世界では“ナイト”は半ば忌むべき存在とされている感じもする。そんな中で異能力が身に付いた主人公が「怖い」と口にしたのもうなずける。彼女にとってチート能力が身に付いたのは余命宣告をされたに等しい。主人公をはじめとする“ナイト”が今後どのようになるのかが気になる。
エンプレスエイジのウツが異主役とは違うのは父性愛(厳格・寛大さ・使命感)が備わった漢としているところだろう。最新号で"ナイト"以外の人を叩き出す描写は"素人を巻き込むつもりはない"という意味合いもある。