もっとやれることがあったのではないかと自問していまうけど・・・
近親者を亡くした方は皆さん共感してしまうと思います。 奥様が急に倒れた。その時はいきなりで、寄り添って見守ることしかできない、無力さ。 よくなってほしいと楽観的に持つ希望と、最後の時がいつ来るかわからない不安とが親族三世代誰を見てもつらいものだった。 うちの子はもう少し大きくなってから祖母を亡くしたので、わかってるところもあり見ているこっちがつらかった。 悲しんでいても時間は立ち、生活しなくてはいけない。 忘れなくていい、つらくていい、前を少しだけ向いて歩いてほしい。
同じくらいの年の子供がいる身としては、もうタイトルだけで泣けるのだけど、読んだらそれ以上でやばかった。
これが、まじりっけなしのリアルな原作だというから一層、心にくる。
ある日突然、主人公の妻が倒れ、そのまま植物状態になってしまう。
そこから病院での経過や、夫婦が出会い子供を授かるまでの過去も含めて描いた内容。
こういうときの子供の素直な反応、健気な姿ってなんだろう?とか思ってしまう。
大人以上に敏感に感じているはずなのに、
あまりよくわかってないのかな?
とも思ったが、子供は子供なりに色々察しているような描写がでてきたもんだから、もうあたしヤバイです。
奥さんを亡くした後、子供の笑顔が唯一の希望
と描いてましたが、本当にそうで、
願わくば、今後のお子さんの人生も幸多いものであって欲しいと
腹の底から思ってしまいました。