これは良いオタクです…
良いオタクって地に足がついてて聡明に見えるんですよね。 独りよがりにならずに、同ジャンルヲタ達と絶妙な距離感で接するよう心がけるというか…それが衰退ジャンルならなおさら。 なので主人公の2人の関係性も上司と部下以上、友達未満という感じですが多くを語らずに(語るときもありますが)心が通じ合えてるのが読んでいて気持ちがいいです。 ツイッター上では実在が疑われている人だったマキさんが、同人イベントに初めて行って名乗らないで帰って、あとからあの人マキさんだったんじゃね?ってざわつく話がよかった。 あとマキさんの弟もオタクなのですが、ジャンルを知った時は衝撃でした。オタクの世界は海より広く深い…(遠い目)
まず読もう。
全然わからん、というあなたはきっと日向を真っ直ぐ進む素敵な人生を歩んできたタイプ。
もしくは少しお若いのでしょう。
本作はツッコミどころが多いとか共感が多いとか、それだけでは語り尽くせない素晴らしいオタクマンガ。
まず読んで感じてほしい、あの頃のアレが今となってはこうだよねというシンパシーを。
あと、この歳になっても日々勉強だなと思わされる。ありがたすぎる。