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親に見放され、ヤクザから借りたお金も溶かした15歳の少年・東堂ゲンは、自殺をするために訪れた山奥で、たった一人で空手の修業に励む伊吹レンと出会う。圧倒的強さを誇るレンに魅せられたゲンは弟子入りを志願するも、山の中でレンを狙う刺客の攻撃を喰らって瀕死状態に陥る。臨死体験を経て己の限界を超えた力を発揮できる肉体へと変貌を遂げたゲンはレンに認められ、もう一人の若き弟子・烏丸テンマとともに空手道を極める日々を歩みだす!異国の殺し屋や伊吹流根絶を狙う空手組織相手の破格のバトルがここに開幕!!
ゲンが自分の目指す強さはあいつ等(今までの敵達)の強さではなくレンの強さだと言った時、「え?レンの強さって何??」って思ったけど。
考えてみると今までの敵達は、名声(名を上げたい)やお金(ヤクザの仕事)や弱い者いじめや体裁(悪い意味でのプライド)や、他人の品定め等のために力を使い他人を傷つける人達だった。
レンは鬼強いけれども、見たところ「攻撃してくる人間から自分や人(ゲン)を守るため」にしか他人を傷つけていない様子。ゲンもそんなふうに、なるべく清廉潔白な強さを持ちたいってことかな?
って思った。