「空をわたる生き物」感想
※ネタバレを含むクチコミです。
田舎の女子高生・佐々木さんがグッピーの世話ばっかりしてる「グピ男」と同じ生き物係になる話。
ダウナーな雰囲気に満ちた扉絵がすごく素敵でワクワクしながら読んだのですが、期待を超える面白さでした。
絵の白黒のコントラストがとにかく綺麗…!
山とか水が真っ黒に描かれてるとこがメッチャ好き。
餌をやるシーンのコマ割り(上のコマに手があって、その下のコマに水槽がある)も印象的でした。
佐々木さんにとってもグピ男にとっても、教室は息の詰まる水槽のようなクソッタレ場所でしかない。
でもその中でグッピーの世話をすることで心が少し慰められ、そしてそんな2人の姿を見ている読者の私の心も慰められる…そんなお話でした。
コノシマルカ先生本当にメチャクチャすごい才能で一瞬でファンになってしまいました。今後の作品も超期待してます!
新世代サンデー賞受賞作品 22年2月期入選(週刊少年サンデー2022年26号)