小説家志望の主人公が変わり者の元同級生と衝撃の再会を果たす
おもしろすぎる1話だった。清掃業の傍ら「自分には他と違うなにかがある」と信じ小説家を志すも、賞にはかすりもせずすり減る毎日を送る主人公の黒川。ある日、仕事のために赴いた個人宅は憧れの作家の家だった。しかしその作家の正体は、高校時代変わり者で凄惨ないじめの標的にされていたクラスメイトの天野だった、という衝撃の展開。 高校卒業から10年。あまりにも違うふたりの状況、そして黒川が天野宅に呼ばれた理由がまたとんでもない。びっくりしすぎて笑ってしまった。屈辱とはこのことだなと。これからこのふたり、どうなるんだろう!?
役者志望だけどなかなか芽が出ず、あろうことかバイト先が夜逃げし急に無職。仕方なく、お金のためだけに実家の葬儀社で働くことにするが…という小田扉の新連載。最初はポンコツ息子の成長を描くのかなと思いましたが、それだけでなく、同じ葬儀社で働く同僚や仕事を通して出会う人々のドラマが描かれるという印象。嫌な思いもたくさんする仕事だと思いますが、社長である父と主人公の息子が明るいキャラなので楽しく読めます。
役者になるのは諦めてないですが、実家を次ぐことになるのか、どうなのか…