学級崩壊のダークな直し方? #1巻応援
学級崩壊って、経験あります?私は小学生の時に。やたらイキっている同級生達が、平穏に暮らしたかった私は大嫌いで、その時のクラスメイトとはその後、積極的に縁を切りました。 学級崩壊の厄介さは、教師という「大人」が機能していない事。それゆえに野放図になっていく様子が、この『夜嵐にわらう』でも描かれています、高校ですけどね……もう、ほんとクズ☆ そんな学級崩壊した高二のクラスで、イジメの対象になっている担任が、不登校であるはずの女子の暴力によって救われ、報復への道を辿るこのお話、申し訳ないけどスカッとします。 やっている事は惨たらしい。金属バットで闇討ちとかすばら……いえいえ恐ろしいですね笑 事は単純には終わらなそうですが、闇の勧善懲悪の気持ちよさがイジメられていた担任の職業倫理を崩壊させていくのも凄くて、もうみんなズタボロにしてほしいと心より願っております。 そして悪い事する時の、女子達の目の輝きがバチバチテラテラで凄いんだ……。
"ヘドロ"と呼ばれながら毎日担任クラス二年C組の生徒に酷いいじめを受けている教師・荻野は、不登校生徒の夜嵐さんに「C組の生徒はみな優しくいじめもない」と嘘の手紙を書くことを日課にしている。
しかし嘘がバレることを恐れて、本心では夜嵐さんに「学校には来てほしくない」と思っている。
そんなある日、なんの前触れもなく唐突にその夜嵐さんは登校してきます。そして、いじめの中心人物であった生徒が、何者かの手によって暴行を受ける事件が起きます。夜嵐さんは荻野にそれは自分の仕業だと言い「先生の理想のクラスを見てみたいから、助けに来たんだよ」と告げました。
夜嵐さんはなぜ会ったこともなかった荻野の味方になろうとするのか。
そもそもなぜ、夜嵐さんは不登校だったのか。
ただの復讐ものとは言い切れない、不気味な始まり方だなと思いました。