伊藤潤二の画力を堪能できる
新惑星を発見した学者が自分の娘と同じく「レミナ」という名前を付けたところ、娘のレミナが絶世の美少女だったので話題性も高まり芸能デビューまでしてしまう。しかし惑星レミナが地球に接近して人類滅亡の危機が高まると、民衆がレミナ親子を親子を襲い始めた…というパニックサスペンスです。 こういうジャンルでは人間同士のゴタゴタもお約束ですが、最初はただの惑星だったのが段々と意志を持つ生命体のようになっていくのがすごい画力で表現されていくので見応えがありすぎるほどありました。壮大な物語のラストを「アハハ」「ウフフ」で終わるのもすごいな。これが今やってる原画展で見れたら嬉しい。
表題の地獄星レミナは謎の星を発見して娘の名前である「レミナ」をつけたりと微笑ましい感じだったが動きを確認していたら星側が見られていることに気づいて地球に向かってくるという感じで話が始まる。この辺に関してはなんとなく面白いなと思うぐらいだったが「地獄星レミナ」が地球に来たあたりから最高に面白くなる。星が地球を見る描写や地球を舐めた後の壮大な表現とかがむちゃくちゃ好き。