昭和生まれのオタクにはわかりみが深い
古オタクの恋わずらい ニコ・ニコルソン
少女マンガなのですが、おっさんでも思わずうなるところが沢山あったので書き込みます。
まず、アラフォー世代の中学・高校には
「オタク」
というものの存在が、おそらく今よりも大きくなかったんです。
インターネッツとスマホの普及によるところが大きいと思いますが、
現代では当たり前のことも当時は珍しかった。
例えば、動画配信サービスなんてものがないので、
深夜アニメはリアルでみるしかなく、それを見ている時点で高確率でオタクだったんですよね。
今はいつでもみれるから、そんな考えにもならんのでしょう。
こうした、現代のオタクに対する認識のギャップも本作では魅力です。
そしてそれによるコンプレックスが、当時の記憶を呼び戻し悶ます。
ちょうど黒歴史を開放されたように。
(毎晩深夜アニメみていることが恥ずかしくて、隠していたことも、今となっては良い思い出です)
ぜひ青春時代を二次元で満たされた方はおすすめしたい作品です。
過去と現在が交互に物語となっているので、いずれ現代に交わるのだろうか?
そんなことを期待しながら次の巻を待ちます。
古オタクの恋わずらい
天ないの翠ちゃんに憧れた女子はほんと多かったと思うよ。