料理漫画、しかも男の子がデコ弁を作る話って面白そうと思って全巻買って読んだけど1話が一番面白かった。タコさんウインナーを醤油差しにするアイデアすごい!作中に登場した弁当の完成写真が巻末についてるところも良い!
ただ学園ラブコメのノリが臭くて寒くて自分には合わなかった。
時々起こる試練みたいなのもあんまり説得力がないというか…リアリティレベルが無茶苦茶というか…別の意味で面白かった。
一眼レフぶっ壊すとか、家族経営の弁当屋が主人公が考えた細かい作業を要するデコ弁を大喜びするとか。
一番謎だったのがヤンキーのやつ。
ヤンキーがパシリの母親に1週間弁当作らせる←?
作ってる主人公はデコ弁じゃない「普通の弁当」を作るのが辛い←おもしろい
ヤンキーが好きな犬をデコ弁で作ってヤンキーが主人公を認めて会心←???
弁当の調理パートはすごく描写が細かくて読み応えがあったし、出来上がったお弁当もすごく美味しそうなだけに、もしお弁当作りに真剣にフォーカスした漫画だったらもっと面白くなってウケたんじゃないかなと思う。
(まあチャンピオンで連載してたっぽいので、ラブコメは無理やりにでも入れなきゃだめだったんだろうな…)
後半全然弁当作らないまま父親とも和解せずに終わってしまい本当に残念。
いずれ鳥田が弁当の写真撮る予定だったのかなとか想像してしまう。
あとがきによると作者がラブコメ描けて満足そうなんで良かったのかな。
入学早々パシリにされてしまう残念な高校生活を送る函津米典道。そんな彼の唯一の楽しみはお弁当作り。ある日、学校に持ってきたデコ弁を同じクラスの梅宮に見られてしまい……!?