収録されている「中年死刑囚」「ぞうりばきのランナー」「一本書きの久仁ちゃん」「整形」「少年Z」どれも面白いがやっぱり「ばちあたり麻雀」が一番よかった。
知ったきっかけは「聖☆おにいさん」が不謹慎だという話をみている最中にこれが不謹慎だったら山松ゆうきちの麻雀マンガの方がやばいぞというのをみて気になっていた。
内容は1995年の第三次世界大戦後、世界中は荒廃したが神はこの惨状を見捨てておらず、イエスとマホメットと孔子とブッダが復活をして第三次世界大戦の被害を受けなかった日本でくるがいまいちうまく布教ができない。お互いの存在が邪魔なので真の神を決めるため麻雀で決着をつけようという内容。麻雀で勝負しようというくだりが良くて「日本という国で麻雀が流行ってる。今からみんなでルールを覚えて対決しよう」という強引なところから各自の修行シーン、麻雀をしながら各自の関連した小ネタをやり続けていく。そんな感じが続いていきなんとなく終わる。

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ニッポン玄人考

ニッポン玄人考

貧乏な工員に見た目も燃費もド派手なイタ車「デ・トマソ」を売り付けた中古車のセールスマンだったが…?『モデルチェンジ』。田舎の温泉宿に派手なゲイバーのママさん御一行13人がやって来て…?『おかまの宴』。セールスマンから殺し屋、パチプロまで(?)、日本の色んな「玄人」達の仕事ぶりを「だらしな~く」描いた、山松ゆうきちのゆるゆる職業人オムニバスギャグコメディ。

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ああ!!あとがない

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ボクは綺麗にお化粧しています。政治が悪いので人を殺してみました。でも警察はボクが殺ったと認めてくれません。お父様は好きです、でもボクは子供なので自由が欲しいです。強盗の叔父さんと心中してみました。やっぱりボクだけ生き残ってしまいました。ボクは白血病です、あとがないのに…。表題作「ああ!!あとがない」他に「知床峠の決闘(原作・間俊作)」「まるだし馬鹿・悲愁編 テンコちゃんの日記」「異色戦記5 見すてられた兵」「異色戦記6 敗走」「ある銀輪青春譜・登録番号59」「ゆうきち人生劇場 がんばれ共産党」の全8話を収録。

山松 Very Best of Early Years

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代表作「くそばばの詩」ロスト・エピソード、「2年D組上杉治」幻の最終話も収録! 初期代表作+未収録作で唯一無二の天才劇画の真価を問う! ひよこ書房(大西祥平)が作品セレクト&3万字インタビューを担当。

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怪力エンヤコーラ

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町に突然「神」がやってきた。その自称・神はボロボロの衣服をまとい、駅前で大声を張り上げて演説をするのだった。「民よ聞け! この世に人間のいる限り争いは絶えない。世界に平和が訪れる日など永遠に来るわけがない! いや、ただ一つ平和への道がある。それは核を増やすことだ。世界中の国が核を保有すれば戦争は起こらん、双方が怖くて手が出せないのである」とこの調子で鬱陶しいことこの上ない。この自称・神は演説を終え、飯屋に入ると……? (「淫者の声」より) 山松ゆうきちの傑作短篇集!

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パチンコ・競輪・麻雀・女……そのどれもに異常なまでの探求心と執念深さを見せる甚一。自らを「知的中産階級」と位置づける彼は、しんどい思いをして働いた給料をギャンブルにぶち込む者を「低額所得者共」と切り捨て、あくまで生産的な事だけを行い勝負に勝つのをモットーとしている。今日も甚一はパチンコ店に繰り出し、入念な下調べの元導き出した「当たりの台」で勝負を仕掛けるのだったが……? 愛すべきギャンブラー・甚一とその弟分・安らが織りなす青春グラフィティ!

がんばれ番長

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花澤高等学校の番長(自称)上杉治には二つの顔がある。子分を従え喧嘩に明け暮れる学校での顔、そしてもう一つは、自宅での妹想いの優しいお兄ちゃんという顔だ。治は今度の中間テストで一番になり、常に学年一位のマドンナ・白木寒子と肩を並べ、あわよくばお付き合いする流れになっちゃったりして……などとムフフな妄想を膨らませながら勉強に励む。そんなある日、寒子の部屋のベランダに、群青色のパンティが干してあるのを見つけた治は我慢しきれず盗んでしまい……!? 山松ゆうきちが描く昭和の学園コメディ!

インドへ馬鹿がやって来た

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山松ゆうきち、五十六才、職業・漫画家。仕事が減り大好きなギャンブルにも思うように行けなくなった彼は、ある日、インドには漫画がないと聞いて一念発起! 「無いものは売れるに決まっている。インドへ行って漫画本を出すぞおー」と単身インドへ!! 目標はインドで漫画本を作って大儲けすること…だが、言葉が全く分からず、空港からホテルに行くまでも一苦労。ホテルのボーイとやりあい、物乞いの少女に心悩ませ、オートリクシャの運転手に翻弄され…インドで漫画を出して大儲けするプロジェクトははたして成功するのか!? そもそも実現できるのか!? 作者が体当たりで挑んだ波乱万丈・唯一無二のインド体験エッセイ漫画!

天元坊

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江戸末期の鳥取藩・因幡郡円柱寺村。間引きされかけた男の子忌吉は、とろい上に盗み食いをして脚を折られた。役立たずと馬鹿にされるが、将棋を覚えて1文を賭けて勝負し、飢え死にを免れていた。願光和尚に負け、教えを請う。父が死んで一家離散した忌吉は、寺に引き取られて碁も覚えた。鬼封じの天元打ちを教えた願光は、城に呼ばれての争棋で体力をすり減らし、忌吉に九登寺に行けと言い残して死ぬ。「奇手鬼封じ」数奇な運命に弄ばれた天才棋士の物語。

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