ものすっごく良かった!! こういう優しくて可愛くて不思議なお話大好きです!
「誤植」が植物に見えるペディーさん。文字の砂漠でひっそり生えている「誤植」たちを寂しくないよう切り取って庭に植え替えてやります。ある日、レシピ本のなかに「にんげん1/2」という誤植を見つけそれを鉢植えに植えるとそこから青年が生まれ家事を手伝うように…!
細い繊細な線で描かれる、和洋入り交じる不思議な世界が可愛い!
本から切り離され、誰にも読まれなくなったためにアイデンティティを失った誤植たちは枯れかけますが、それをペディーさんが機転で救う。
「誤植の弟」との穏やかな生活が続いていくハッピーエンドにホッと温かい気持ちになりました。
新國みなみ先生ってどこかで…と思ったら、AandDという海外グラフィックノベルっぽい天使と悪魔のお話を描いていらっしゃる方でした。世界観のオシャレな感じは共通するものがありますね。どちらも素敵です。
38ページのお洒落で優しい「世にも奇妙な物語」という感じのお話なのでぜひたくさんの人に読んでほしいです!
「誤植」が植物に見える特殊な能力を持つペディーさんと、ある日突然現れた人ならざる青年との不思議な共同生活。平和な暮らしは続くと思われたが…。新國みなみデビュー作・短編作品。
「誤植」が植物に見える特殊な能力を持つペディーさんと、ある日突然現れた人ならざる青年との不思議な共同生活。平和な暮らしは続くと思われたが…。新國みなみデビュー作・短編作品。