焼き物擬人化マンガ!
焼器霊(やきもん)たちがみんな可愛い…! そしていまちょうど「青の花 器の森」を読んで焼き物に興味が湧いていたところだったので超楽しい。
日本全国津々浦々の土地で育てられた伝統の焼物たち。そんな焼物の精霊・“焼器霊(やきもん)”たちによって繰り広げられるハイテンション焼き物コメディー!大学2年生の夏休み、炎堂クレイは父親からの連絡を受けて、はるばるほむら焼物館を訪れていた。父親の仕事場であるほむら焼物館、そこは老舗旅館の別館を改装した焼物博物館。そこで、蒸発してしまった父親に代わって、クレイは突如夏休みの間限定で代理館長になることに!高貴でプライドの高い・伊万里、圧倒的肉体派・備前、マッドサイエンティスト・九谷、のんびり屋・美濃という曲者揃いのやきもんたちと、クレイは無事になかよく焼物博物館を立て直すことができるのか!
名前だけなら誰もが知っているものから、初めて耳にするものまで、とにかく日本中の焼き物を、"個性がかなり強い"擬人化キャラにした、前代未聞(かどうかは分からないけど)のコメディです。
コメディとして楽しく読んでいたら気付くと焼き物の知識が身についているような漫画です。焼き物の魅力のひとつに「色」や「手触り」があると思うのですが、どうしても漫画ではそこまで読者に伝えるのには限界がある。だからこそ、これを読んで実際に焼き物に会いに行きたくなる!会いに行って、肉眼で見て、手触りを確かめたい。
キャラクターが美男子多めなところは、あとがきで竹谷先生の妻であるキンゴさんに手伝ってもらったというのに納得。