資本主義の社会に生きている以上、お金について考える機会を持つことは必然であり、本作において鈴木みそ先生(教祖)は様々な業界の「お金」について教えてくれます。
恐らく、この作品が描かれた頃と現在では、多くのことが変わっていることと思います(震災もあったし、コロナで現在進行形で変わっている部分もあると思います)。
しかし、お金について考えるきっかけを与えてくれるという点では、本作は決して古びてはいませんし、興味を持った読者の側でアップデートしていくべきことなのではないかと思います(少なくとも、本作を読む人間ならそれを厭うことはないだろうと思ったりもします)。
生きていくことが決して容易い社会であるとは口が裂けても言えない状況ですが、「生きる力」を養う一つの指針として。
さまざまな業界の裏に流れる「お金」の仕組みを徹底解剖!漫画出版/コンビニ/アニメ/ゲームセンター/同人誌/税金/カフェ/ペット/声優/骨董/メイド喫茶/エロ業界/葬儀/ホストクラブなどなど、いろいろな業界に濃厚な取材を敢行し、その銭勘定を分かりやすく徹底解剖!これぞ、「オトナの社会科見学」、ドラマチック・マネー・フィクション!
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