何とも言えない感情が湧く。
数時間で読み終わりました。 読み応えのある作品でした。 男性として生きてきたのに、生死の境を彷徨った結果、生き返るけど女性になってしまった主人公・晶。 見た目だけではなく、恋する感情抱いたり心も女性になっていったり、職場の男性と関係持ったら男性に戻って嬉しいはずなのにモヤモヤする晶の心境の変化、また女性に戻るのか、など心理描写も繊細に描かれてて読んでる側としては、何とも言えない感情になった。 晶の嫁の驚く様な行動や最終巻、それぞれが決断する自分の人生にも注目です。
web連載になってから追えてなかったので結末が気になってた。単行本で読み直してみるとモーニングで掲載されてたのは全6巻中4巻までだった。
異性化するきっかけがセックスだと気づいて主人公の浮気を知ってからの妻は鬼気迫ってて怖いなと思ってたけど、女装男子のスミレさん(実は主人公の上司)と出会って仲良くなってからは劇的に心情が変化していった。髪も切って見た目も変えるし、妻自身も自分が性別に固執していることに気づいて、主人公との関係を改善するヒントとしてレズ風俗に通ってみたりする。結果として夫婦の関係は修復されたけど、手放しで喜べるようなハッピーエンドではなく、色々含みがある終わり方でそれがよかったと思う。
読み終えてみるとストーリーも面白いし、自分の性別について改めて考えるようになったし、日暮キノコ先生の作品の中でも特に好きだなと思った。4巻以降は妻側の心理描写が多くなるので同性として興味深く読んだけど、もしそのまま連載してたらモーニング読者の反応はどうだったんだろう。
ある日突然、平凡なサラリーマンは女になった…。磯森晶、32歳。妻・苑子と二人暮らし。わりとありふれた、冷めた夫婦生活を送っていたが、ある日、晶は女性になってしまった。それは、身体ごと性別が変わってしまう「異性化」だった。初めての化粧に初めてのブラ…そして初めての感情。戸惑う晶に妻の苑子は…。読む者の心をゆさぶる、新しい「性」の物語が開幕!!
ある日突然、平凡なサラリーマンは女になった…。磯森晶、32歳。妻・苑子と二人暮らし。わりとありふれた、冷めた夫婦生活を送っていたが、ある日、晶は女性になってしまった。それは、身体ごと性別が変わってしまう「異性化」だった。初めての化粧に初めてのブラ…そして初めての感情。戸惑う晶に妻の苑子は…。読む者の心をゆさぶる、新しい「性」の物語が開幕!!