この作品はクラスのお嬢様・一条夜永が実は吸血鬼であることを知ってしまった男の子、真広俊を描くラブコメ作品です。
普段は同じクラスの友達にバレないようにお昼の時間になると一人でこっそり旧校舎に行って家から持ってきたネズミの血を飲んでいた一条さん。
そんな場面に偶然遭遇してしまった真広くんは、彼女とその秘密を共有するようになります
しかし、普段動物の血しか飲んでない一条さんは人間の血に興味津々で、しかも真広くんにすぐ気づかれてしまうほどそれが表情に出てしまいます。
そんな感じでちょっと油断すると吸血鬼だとバレてしまうような言動をしてしまう一条さんと、一条さんに気を配りながら彼女と仲良くなりたい真広くんとの初々しさ溢れるラブコメ作品です。
1巻まで読了
続きがありそうなお話も、これでさよならなお話も、エロい話もエロくない話も、全部可愛くて照れくさくて胸がギュッとなる。どのお話も愛おしい。
一夜を共にして、全部さらけ出しているはずなのに、朝の光のもとではなんとなくよそよそしくなるのがなんともリアルでいじらしい。大人も学生も男も女も、ワンナイト明けの朝ごはんの前ではみんなみんな可愛い。
そして、朝ごはんが美味しそう。
コンビニのパンもお茶漬けも立ち食いそばもとても美味しそうに見える…ワンナイトの魔法なんでしょうか。
人間って愛おしいなあ、と思わせてくれる作品でした。