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読んだ人には共感いただけると思うんですが、ネタバレしないでこの作品の魅力を伝えるのホント難しいと思いました。どこまでなら言っていいんだろうっていう…。ちょっと頑張って書きます。
「代わり映えしない平凡な日々…」なんて導入はよくありますが、本作の主人公・ピエタは『いつもどおり』の毎日に満足して、幸せを感じています。
ピエタは一見状況に流されがちなおとなしいキャラクターに見えますが、自分の手の届く範囲で誰かを傷つけることは絶対にしないという芯の通った信条を持っています。
だからこそ、彼女は変化を恐れています。自分さえ変わらなければ、誰も傷つけず、同じ毎日を送ることが出来ると信じているからです。
その状況を変えてしまったのが親友の駄苗(ダナエ)です。彼女と日々を過ごすことで、ピエタは新たな楽しみや幸せを味わい始めます。同時に、その代償をどこかで払うことになるのではという不穏さが物語に常につきまとうことに…。このグラグラした空気感がたまりません。
ゴシック的な画作りと世界観、ともすれば重苦しい雰囲気になりがちなテーマを扱っていると思うのですが、キャラクターの掛け合いや演出が小気味よく、読んでいて心地が良いです。「日常コメディ」のコピーに偽りなし。
親友と過ごす他愛もない日常の楽しさ、それが少しずつズレていく不安感、見え隠れする陰謀…などなど、1巻を読むだけでも様々な顔を見せてくれる作品だと感じました。
今最も2巻が読みたいマンガかもしれない…。
黒い雨が降る世界で少女・ピエタはなんでもない日常を送っていた。いつもどおり雨が降っていて、いつもどおりの道を歩いて学校に向かい、友人・駄苗との会話を楽しむ。そんな『いつもどおり』を過ごすピエタは、そんな『いつもどおり』に幸せを感じていた。その日もまた駄苗との会話を楽しむ――はずだった。「でもどうして! どうしてピエタは昨日の今日のことを覚えてるの!!?」少しだけ暗い、廻る日常コメディ、開幕。
黒い雨が降る世界で少女・ピエタはなんでもない日常を送っていた。いつもどおり雨が降っていて、いつもどおりの道を歩いて学校に向かい、友人・駄苗との会話を楽しむ。そんな『いつもどおり』を過ごすピエタは、そんな『いつもどおり』に幸せを感じていた。その日もまた駄苗との会話を楽しむ――はずだった。「でもどうして! どうしてピエタは昨日の今日のことを覚えてるの!!?」少しだけ暗い、廻る日常コメディ、開幕。