自分の子供には絶対になってほしくない
児童虐待ならよくありますが、引きこもりの子供が家で暴力を振るう。 母親を洗脳して身の回りの世話をさせる、、、そんな話があります。 親達は必死で育てて来たつもりが、子供から下僕の様な扱いとか、切なかったです。 何かあった時に向き合える家族になれるだろうか、いろいろ考させられました。
家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!
この作品の見どころは、押川剛の、精神疾患等を原因に暴力・殺人といった問題を起こすも適切な治療を受けられていない青少年とまっすぐ向き合う姿勢です。問題行動を起こす青少年たちは世間的にも批判的な目で見られ、親から見放されることも少なくありません。苦悩を抱えながら誰にも手を差し伸べてもらえない、そういった孤独の真中にいる子どもを救おうとする押川の姿は読者の心に温かさを与えてくれます。
また、見た目が怖く、言葉遣いも乱暴な押川が、青少年に対して見せる思いやりや、救いたいと語る熱意とのギャップに惹かれます。どんな問題を抱えた子どもたちがいて、どう向き合っていくのか目が離せません。