さそうあきらさんのストーリーテーリングを学べるなんて嬉しいですね。しかし内容はあまり初心者向けではなさそうです。すでに書き始めてる人が読むと非常に為になると思います。漫画だけじゃなく小説や脚本などの創作にも役立ちそうです。個人的にはさそうさんの作品の理解を深めるつもりで読んでます。

第2話更新されてました。もっともシンプルなストーリーの構造は「はじめてのおつかい」だというお話。さそうさんのお手本の短編も収録されていて読み応えがありました。リアルさを出すってのが難しいですね。

第3話。今回の例の中だと「合格通知を待ってたら脅迫状が届いた」エピソードが一番おもしろそうだなと思った。でも自分で考えるとなるとやっぱり難しいってなっちゃうね。

第4話。「問題の大きさとストーリーの尺」について。読者としてはページ数ってあまり気になりませんが内容とリンクしてるものなんですね。意外と16ページ位の方が名作が生まれやすいそうです。

第8話。ヒーローズジャーニーと呼ばれている型の話、面白かったです。作者が意識しなくても面白い作品はその型に当てはまっている可能性が高いとか。でも読者が食べたいのは骨ではなく肉!大事なのは型式ではない。頭では分かるけど実際に作ってみるとなるとやっぱり難しいと思う…。

第12話すごく面白かった。リアリティがあるかどうかがプロとアマの境界線って…本当にそうですね。さそう先生ご自身の作品をお手本に解説してくださってるのもありがたい。

第15話(最終回)「テーマってなんだろう」感動した…!さそう先生は創作したいって気持ちを尊重してくれる優しい方ですね。でも、この最終回は創作することに興味がない人にもぜひ読んでほしい素晴らしい回でした!

マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ

さそうあきら先生に教わる漫画の作り方

マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ さそうあきら
名無し

漫画好きの中には「漫画が好きだから漫画を描いてみたいと思うタイプ」の方がいると思いますが、私もその一人です。しかし、いざ描いてみようとすると、今までたくさん漫画を読んできたはずなのにストーリーの作り方が分からず、意欲はあっても描けないままで終わってしまうことが多いんじゃないでしょうか。 これを読んで漫画制作初心者の私が一番勉強になったのは、ストーリーの基本は「はじめてのおつかい」であるということです。実際にこれを題材にして描いてみたところ、漫画の作り方のコツを掴めた実感がありました。家を出てからいくつかの出来事を乗り越えて帰ってくるまでを漫画にするんですが、大筋は決まってるから単純な展開でいいし、ページ数もいらないので、気軽に作れて楽しいんです。でもあらゆるストーリーに応用が効くのですごく勉強になります(つげ義春の「ねじ式」も「はじめてのおつかい」の形式に当てはまると書いてありました)! ベテランの漫画家さんほど感覚で描けてしまうものだと思うので、そのプロセスを言語化できる人は少ないのではないでしょうか。そんな中でストーリー制作をここまで詳細に教えてくれているなんて(しかも漫画で!)…これは読むしかないですね。すでに何作も描いている人はより良い作品になるヒントを必ず得られると思いますよ!

トゥルー・カラーズ

トゥルー・カラーズ

さそうあきらのフルカラーの名作が電子配信で復活!色をテーマに、文字通りカラフルな物語が展開されるショートコミック集。鮮やかに繊細に34編を収録!「この物語に出てくる色たちは、ほとんどが再現の難しい質感のある色ばかりです。読みながら、そのようなことを感じていただけるとうれしいです」(byさそうあきら)

true sounds~楽器物語

true sounds~楽器物語

『true sounds~楽器物語』はかつての名作『true colors』の精神を継承するカラー漫画。「真実の楽音」を鮮烈に描く。新バンドで実力を示せず苦闘するドラマーの藤堂はかつての師を思い出す――あんときも雨が降ってたな……基礎練習にうんざりしてたけど…今なら理解できるよ「次を予感させる音」ってやつを――――

愛がいそがしい

愛がいそがしい

高校生の時夫は父親の大介と二人暮し。学業のかたわら家事もこなす時夫だったが、一方で大介はろくに働きもせず女遊びばかり。そんなある日、時夫は大介が連れ込んだ女の一人・みふゆに恋をする。最終巻の4巻に待ち受けるトンでもないラストとは!?

戦争×漫画 1970-2020

戦争×漫画 1970-2020

漫画家たちの「戦争」アンソロジー 漫画家の感性が「未来の戦争」の予感を、戦時への想像力で捉えた作品を集め話題を呼んだ「ビッグコミックオリジナル戦後70周年増刊号」を底本に再編集し、追加原稿も多数収録した増補愛蔵版アンソロジー。排外主義と非寛容。世界全体を覆うきな臭さは、すでに新しい「質」の戦争が起きているとも考えられる。漫画家の想像力は果たして「戦争」をどう表現するのか。水木しげる、山上たつひこから浅野いにおまで異才・鬼才・天才……日本を代表する漫画界の傑物たちの描く「戦争」。小説家等の寄稿も多数収録。角田光代の「漫画の自由さと豊富さ」と題する書き下ろしも収録。

拳骨

拳骨

●登場人物/真坂トラオ(市立N高校に通う同級生の男3人にいじめられている高校生。思い出帳をいつも持っている。)山際岬(トラオをいじめるグループの一人。中学時代からの知り合い。)●あらすじ/トラオをいじめる男たちのグループにいる岬は、最近姿を見せない櫻子が気にかかる。ある時、トラオの思い出帳を覗いた岬は、「田川が櫻子をオンブした」という文を見てハッとする。時期教頭をねらう田川は、トラオの担任の篠山と不倫関係にありドロ沼に発展していく。また、田川は業者と癒着をし、それを知るトラオは思い出帳に書き込む。そして田川の前で自殺を計ろうとするトラオだったが… そんなとき、櫻子が変死体となって発見される。岬に助けられたトラオだったが、遺書を残してまた自殺してしまう。市立N高校を襲う2つの事件。櫻子は何故死んだのか。トラオは本当に死んでしまったのか。●登場人物/真坂トラオ(貧乏な家庭を支えるイジメられっ子)岬(グレてるが真坂を心配する同級生)

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