サブカル系漫画の名作
普段サブカル系の漫画って読まないんですが、これは何故か惹かれる物があって読んでみました 工場が立ち並ぶ街で男子中学生たちは秘密基地で特別な機械を作っている 美しい少女を攫ったり、罰として腹を裂いたりなどなど、エロとグロの中でもしっかりと狂気が描かれているのがかなり心に刺さる漫画 少年から成長していく葛藤や、性の見方、狂気と猟奇的な要素など、独特な雰囲気と描かれ方をしていて、読んでいて引き込まれます サブカル系って手が出しにくいなって思ってましたが、これは最後までのめり込んで楽しめる名作でした たしかにこれは原作の舞台も見てみたいですね
エログロとか耽美的世界とかには興味を感じなかった。
触れることを強要されるようなジャンルでもないし、
幸いにして触れる機会も無かったし、
なので喰わず嫌いかもしれないとも思いながら
ほとんど関わらずに過ごして来た。
例えば、自分は松田優作が好きだったが、
アクション物や文学作品的なものは見たけれど、
「陽炎座」は「まあ・・無理に見ないでもいいか」
と思って、未だに見ていない。
鈴木清順作品だからとか、耽美的だとか聞くと
自分の好みではないだろう、
自分には理解できないだろう、と思って。
で「ライチ☆光クラブ」
何回か「あれは凄いよ」という評価を聞いた。
「グロイけれど凄いよ」「耽美的だけど凄いよ」
との評価だけれど。
なので「喰わず嫌いなだけだったら損だしな」
という動機が半分で買った。
買っては見たものの、数ページ読んだあたりで
「まあ・・無理に読まないでも」
と思って本を閉じるのを繰り返していた。
結局、購入から2年以上たって、いつまでも読まないのもと
一気に読んでみた。
読んでいる最中は、正直、買ったこと読んだことを
少し後悔した。
多分、死ぬまでにもう一度読むかというと、
読まない可能性が高い。
ただし、最終回前後のシーンだけは、
「これはオレの全く知らない世界だな」と、
こういった凄さ、こういった美もあるのか、と、
ああこれが耽美的ってやつなのかな、と、
感じるものはあった。
まあ「ライチ☆光クラブ」ほとグロくない作品であれば、
耽美的といわれる作品も、また見てみようかな、とも思った。