自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
遥か遠くの宇宙の話のようで、じつは舞台は氷河期により文明が滅んだ地球。
ベイマックス的な白くて丸い可愛らしいロボを相棒に、テツコは宇宙怪獣を仕留めて村人はそれを食料に暮らしていたが、ある時を境に怪獣がいなくなり、食糧難に陥ってついにはロボを解体することになるが…。
最後にびっくりの大逆転劇が起こります。迫力の見開きは必見。ハッピーエンドなので安心して読んでください。
怪獣とか生き物を描くのがめちゃめちゃ上手い。