満州での生活などはちばてつやの「屋根うらの絵本かき」/「家路 1945-2003」/「ひねもすのたり日記」や「ボクの満州―漫画家たちの敗戦体験 」を読んでいたので、そんなに違和感なく読むことができた。
満州からの引き上げ話がメインではなく、終戦の少し前から終戦までの満州の生活がほとんどを占めていた。いろんなエピソードが体験者だからこそ書ける描写でよかった。

途中に登場した手品師がどうみても同じ中国から引き上げた漫画家「高井研一郎」だったのが一番印象に残った。

読みたい
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
中国からの引揚げ──少年たちの記憶

中国からの引揚げ──少年たちの記憶

戦後75年が経ち、あの戦争を知る世代が鬼籍に入ることも珍しくなくなってきた現在、その記憶を後世に伝えるべく関係各位の協力を得て『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』を電子化いたします。冬は零下15~20度だったという奉天で7歳まで過ごした森田拳次氏の当時の体験と、日本へ戻るまでの間に体験した出来事を綴った『中国からの引揚げ 少年たちの記憶~森田拳次編~』。「決して母さんの手を放すんじゃないよ。もし放したら、二度と会えなくなってしまうんだからね」恐ろしいほど真剣な母の表情だった。当時6歳だった私の幼心にも、異常な危機感はひしひしと伝わり、私は必死に母の手にすがりついていた。(『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』「はじめに」より) ※本書は『中国からの引揚げ 少年たちの記憶』(中国引揚げ漫画家の会編/ミナトレナトス刊)をもとに、参加した漫画家別に1冊にまとめたものです。

満州からの引き揚げ 遥かなる紅い夕陽

満州からの引き揚げ 遥かなる紅い夕陽

1915年(大正4年)、長野県の養蚕農家に生まれた木沢玲子が残した3冊の手記をもとに描かれた、木沢家の数奇な満州からの引揚げの物語。1929年(昭和4年)に始まった世界恐慌の余波で、贅沢品である絹製品は買い控えられるようになり、養蚕農家は大打撃を被った。ことに養蚕農家が県下の80%を占める長野県の疲弊は深刻で、折しも国策として新天地「満州」への移民が奨励されていた。そんななか、玲子のもとに奇妙な縁談話が持ち掛けられるのだが……。筆舌に尽くし難い満州からの引揚げ体験を、同じ満州からの引揚げ経験を持つ漫画家・森田拳次が描く。

昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

戦争を知らない世代にむけて、1945年8月15日を18名の漫画家の記憶で振り返る。「この本は、その時代を生き、戦争を肌で感じた我々仲間達の、昭和二十年八月十五日の記録である。戦う日本が平和な日本に生まれ変わったその日、その時、それぞれが何処に居て何を考え、何をしていたか。戦禍をくぐって今日まで生き延びた人々のそれぞれのドラマティックな一日を描いた作品は、その一つ一つが平和な世界への道標のような気がする。我々の趣旨に賛同し、それぞれ、絵や文章を寄せて下さった戦後生まれの方々の作品も加えて、重みのある一冊となったこの「私の八月十五日」。一人でも多くの方に見て頂き、戦争について平和について、あらためて考えて頂ければ幸いだと思う。」(森田拳次、まえがきより)収録作家:小島功、赤塚不二夫、一峰大二、さいとう・たかを、高井研一郎、古谷三敏、花村えい子、牧美也子、北見けんいち、武田京子、ちばてつや、牧野圭一、松本零士、水野英子、森田拳次、里中満智子、バロン吉元、村野守美 ※本書は『昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日』(ミナトレナトス刊)に収録された作品から18名の漫画家の作品を収録しています。

JAPAN  as SAMURAI 森田拳次作品集

JAPAN as SAMURAI 森田拳次作品集

巨匠・森田拳次が「侍」と「日本」をテーマに描いた一コマ集と、斉子郎(サイコロ)と名付けられた男の子の、ギャンブルに満ちた生涯を描く『ギャンブルばか一代』。とあるおばあさんの日常を面白おかしく描いた『爺婆んぐ』など、一コマ集と四コマ漫画を全三作収録した、老若男女問わず楽しめる傑作集!!

丸出だめ夫

丸出だめ夫

ノーベル賞、アカデミー賞など、数多くの賞の候補になったことが自慢の丸出博士の一人息子、だめ夫は何をやっても、まったくダメな少年。かわいい子には旅をさせろと、新発明のタイムマシンで博士は、だめ夫を原始時代に送り込む。しかし、心配になった博士は、もう1台のタイムマシンで、だめ夫の行った先の原始時代へと…。元祖傑作ギャグまんが!!

ズーズーC

ズーズーC

イケメンタレントの良いところを揃えた顔を持つロボット・ズーズーC。生まれたばかりの赤ん坊と同じで、人間社会のことは何もわからないが、アッという間にニセ札団の逮捕に協力!(ズーズーC誕生の巻)/世界のスリたちが日本に集まるスリオリンピック。警視庁はスリたちを一網打尽にするため、ズーズーCに協力を依頼するが…!?(スリのオリンピックの巻)などなど、正義のロボット・ズーズーCが巻き起こすドタバタコメディー全9作を収録!!

珍豪ムチャ兵衛

珍豪ムチャ兵衛

天下分け目の関ヶ原の合戦から数年…。世は徳川のものとなった。その頃、江戸城下の長屋にひっそりと暮らす中年浪人がいた。その男の名はムチャ兵衛。細々と傘貼りの内職をしながら、男児・ボケ丸をひとりで育てていた。そのボケ丸は豊臣秀吉の孫であった。ムチャ兵衛は、ボケ丸を盛り立てて豊臣家を再興させようとするも、当のボケ丸はその名の通り頼りない…。ムチャ兵衛とボケ丸、さらに徳川方は将軍家光、無責任忍者カブレズキンなど個性派キャラクターが織りなす“人情ギャグ時代劇漫画”。本作は貴重な連載原稿から電子化した高品質デジタルリマスター版。さらにコミックス未収録回も完全収録!

ピノッキオ

ピノッキオ

1977年に発売された名作漫画が電子書籍で復刻!むかしむかし、木靴作りの職人ジェッペットじいさんは、ある日、子どものかわりに木のあやつり人形をつくりました。人形の名前は“ピノッキオ”です。目がクリクリと大きくて、鼻はツンとのび、なかなかにかわいいのに、ジェッペットじいさんの言うことを聞かないヤンチャな男の子。さてさて、2人はいったいどうなってしまうのでしょう…?「丸出ダメ夫」「ロボタン」「珍豪ムチャ兵衛」など1960年代からギャグ漫画で人気を博した森田拳次が、世界中で愛される不朽の名作童話「ピノッキオ」をコミカライズした名作漫画。

奇僧天外

奇僧天外

昭和44年に発売された名作ギャグ漫画『奇僧天外』が電子書籍で復刻!ボーズ可笑しけりゃ、袈裟まで可笑しい!ケサ笑ったら、ヨルまで笑える!奇僧天外、喜想天貝、木曽天蓋!本書をご覧になって笑い死にしたお方は迷わず森田拳寺でご成仏ください。戒名無料サービス中!!!コミックス発売当時のお値段を据え置きで提供中!「丸出ダメ夫」「ロボタン」「珍豪ムチャ兵衛」など1960年代からギャグ漫画で人気を博した森田拳次が贈るギャグ名作漫画。抱腹絶倒間違いなし!?

森田拳次の体験を土台に描かれた満州での生活にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。