理解が困難すぎて、面白い #1巻応援
コミックビーム購読してるんですが、これは単行本でまとめて読まないとダメなやつだと判断し連載は追ってませんでした。そして1巻が出たので待ってましたとばかりに読みました。しかし…一度通して読んだだけではこの物語の全体が全く見えてこない。というより、何もわからない。けど、読み返したり、重要だと思われるページに戻ったりを繰り返すと、やっと何か少しずつ掴めてきます。むしろそれほどに読者に親切じゃないところが逆に魅力的です。読み解きたい欲が湧いてくる。 とはいえ、感想らしい感想はまだ言えない。けどもしかしたらイムリのような壮大な物語になる可能性を秘めていると感じたので、#1巻応援クチコミを書こうと思いました。とりあえず早くタイトル「伽と遊撃」の意味が知りたい! 物語のキーワードは、幻想や妄想などフィクションの粛清、獣人的なAIロボット、チップで管理される記憶、時間軸のコントロール…?今後は過去や未来を行ったり来たりするような展開が待ってるような気がする。 あとは、非常に個性的なキャラクターが多い。記憶チップを開発したリヒト、彼には生きていてほしい。また100年ほど昔、時間の研究をしていた学者が遺し、リヒトがある意味蘇らせた野分兄弟。彼らががこれからどんな活躍をするのかが一番楽しみです。
いまのところまったく先が予想できない、初めて読むタイプの近未来ファンタジー。
空想や創作の存在が人々を堕落させ抗争が起こり、その結果人類が一度滅びたとされ、同じ過ちを繰り返さないためにそれらを一切排除した世界。世界というより国といったほうが近いような、おそらく外と断絶されているような場所が舞台。
人間と高性能なIL(Inorganic Life=人工知能の疑似生命体)が共存している。物語や妄想の存在を全否定するものもいれば、広告とニュースしか流れないテレビに不満を感じるものもいる。
人工生命などが出てくる作品では、よく「ロボットに感情はあるのか」というような点が大事なファクターになることがあるが、この漫画にも少なからずそこに焦点を当てる展開がありそう。
タイトルの意味深な感じがワクワクしますねー。