「色のない世界」と1人の少女を巡る極上のSFアクション

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活性化した太陽のフレアによって発せられた強大な電磁波により、電子機器に頼っていた文明は崩壊、生命の遺伝子も変質をもたらし、そして「色素」までも奪われた世界。"祖先病"と呼ばれる異形の姿となった人類が暮らす極東の町・リクドウリクドウを舞台に、世界が変質する以前の人類の姿を保った少女と「色の力」を巡るハードボイルド・SFアクション。

会話劇は「ノー・ガンズ・ライフノー・ガンズ・ライフ」のような硬派な雰囲気を漂わせつつ、そのインパクトに負けないくらい重厚に作り込まれた世界観とSF的設定。そしてマンガという元来白と黒で構築される媒体で「色」が失われた世界を最大限のリアリティをもって描きながら、要所で用いられる二色刷りにより「色の力」を作中で説明される以上に効果的に読者に印象づける。設定・ストーリー・キャラクター・表現と、どれをとっても一級品のとんでもない作品が現れた。

1巻まで読了。

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