性描写の漫画的表現についての話題になると、この作品の名がよく出てきますが、現代に生きる人が読んでこれを過激と捕らえますかね? 描かれている性的な描写はむしろ永井流のあっけらかんとしたイタズラ描写で、連載当時スカートめくりの流行を増長させたということはあったにせよ、いまさら目くじらたてるほどのものではないと思うのですが。ハレンチという言葉や映像化された作品のイメージで想像されているような…。ということで読んでみてくださいこの作品。読めばわかりますが、性的な描写よりも過激なのがバイオレンス描写。第1部の終盤、「ハレンチ大戦争」と銘打たれたシリーズで描かれる、ハレンチ学園を潰そうとする軍隊と生徒や先生との抗争はその最たるものです。ここまでの作品の明るさが吹っ飛んでしまうという凄まじさ。血しぶきがあがり、首は落ち、級友は爆死し、親も撃ち殺してしまうという暴力の嵐が吹き荒れます。この部分だけは今読み返しても戦慄しますし、深読みもしてしまう。こういったところを見てもっとみなさん語ってほしいのですけどね。

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MAZINGER

MAZINGER

207X年、全面核戦争と核の冬をかろうじて生き残った人類は放射能を逃れ地下シェルターに潜った。それから百数十年後、人類は完全な地下生活者となっていた。それでもなお、汚染されていない僅かな土地を求め、人類は争い続ける。地球を南北に分けた戦いは、ロボットと化した巨大な戦闘鎧を纏うものとなり、南方軍は北方軍の基地に迫る。ついに北方軍最強コンバット・マシーン軍団に出撃命令が下り、キャプテン・カブトはマジンガーで出撃する。アメリカで発売されたフルカラーコミック『MAZINGER』を待望の電子書籍化!!

新装版 AMONデビルマン黙示録

新装版 AMONデビルマン黙示録

不動明と合体し精神を奪われてしまったはずの最強のデーモン”アモン”が、その心を取り戻してしまったら‥‥、このユニークな視点で描き始められた新生悪魔伝説。物語はオリジナルと同様に進んでいきますが、人間・不動明ではない、デーモンの勇者・アモンの存在がストーリーを大きく揺り動かし、デビルマンを知る読者たちを不安にさせつつ既視感を裏切りながら、猛スピードで突っ走り始めます。

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グレンダイザーU ジ・インセプション

グレンダイザーU ジ・インセプション

突如、地球に出現したベガ星連合軍のUAP(未確認空中現象)。圧倒的なベガの兵力を前に為す術のない人類だったが、そこに兜甲児が操る鉄の城“マジンガーZ”と宇門大介(=デューク・フリード)が搭乗する“異星の魔神”グレンダイザーが現れた―。フリード星の王子であったデューク・フリードはなぜ地球にやってきたのか。故郷ではどんな日々を過ごしていたのか。TVアニメでは語られない前日譚から『ジ・インセプション』の幕が開ける―!!(前日譚シナリオ:樋口達人)

悪魔騎士

悪魔騎士

太古の神々が忌まわしき者を封印したと伝えられる伝説の山が崩れ、悪魔(デーモン)の群れが現出した。神々を代表する神皇帝は騎士・アモン、シレーヌ、神王子・ルシファーに悪魔討伐を命じる。悪魔は次々に人々と合体し、世界を覆い始めるのだが……。永井豪がフルカラーで描くデビルマン誕生の遥かなる“時の彼方”の物語。

マジンサーガ

マジンサーガ

著者自身の代表作『マジンガーZ』を新たな視点から再構築した『マジンサーガ』がついに電子書籍で登場!! 精神力で自在に形状を変えることができる超精神物質“Z”。この物質を用いて生み出された“神の鎧・マジンガーZ”。父から託された研究成果である“マジンガーZ”を装着した兜甲児は、その力をコントロールしようとするのだが……。

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