正直、いまさらSFとしての新しさはあまりないです。殺し合いを生む階級システム、謎に満ちた平和都市、意志をもつコンピュータなどなど、すでに現在のエンタメ産業においてしゃぶりつくされた設定のストーリー。うーん、B級ハリウッド映画みたい。でもね、私は好きなんです。なぜかといえば、俺の描く漫画が一番カッコいいんだ!という主張があるから、なのかなあ…。やたら描き込まれた効果線であったり、メカの細かなフォルムであったり、超人的な主人公の描き方であったりと、言葉にするとたいしたことのないですが、ストーリーや絵柄の上手下手でないところで心に響く何かがあるのは確か。巻末のあとがきで著者本人が語っているように、この作品は著者がもっとも脂の乗り切った時期に描かれた作品、ということなので、その時期の作品は得てしてこうなるのでしょう。どこが良いのかイマイチわかりにくくなってしまいましたが、そこはタイトルと同じグレイのまま…、でご勘弁ください。

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滅日

滅日

生物研究所の研究員である尼子は、悪夢に悩まされる日々が続いていた。その悪夢に呼応するような怪奇事件が起こり始め、それがきっかけで韋駄利(イダリ)の祠が破壊されてしまう。そして、御神体である三角縁神獣鏡が引き金になって「怪獣」が現れた!伝奇アクションの傑作!!

首

人形細工師を祖父に持つ島村は、母の実家の土蔵を整理中にある一体の人形の首を過って割ってしまう。それが、悲劇への始まりだった!学園を舞台に起こる、日本刀で「首」を切断されるという残忍な連続殺人事件――。奇才たがみよしひさが描くシュールで不気味な世界。ホラー短編集9話を収録!!

FRONTIER LINE

FRONTIER LINE

歴史の半分以上を戦場としてきた新植民星、ソ・ドム。ソ・ドム歴23年に勃発した南軍(サウツ)と北軍(ノーシツ)間の侵略戦争は、重装騎と呼ばれる大型戦闘ロボットの導入・新開発により熾烈を極めていた…。

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