父親がダメ人間で母親が失踪、小学生の子供がお店を守って…私の世代なら『じゃりン子チエ』を思い出す設定のお話。ただ、こちらは現代風で父親はPC三昧の引きこもり、主人公はチエちゃんならぬサッちゃん。誰が仕入れたのか感性を疑う商品だらけの文具店を、帰ってくると信じている母親の居場所を残すために、またこんなお店でも必要としてくれるお客さんのために、健気に切りもりしています。大人の世界にさらされ傷つきながらも、漫画家のお兄さんへほのかな恋心を抱き、少し背伸びしてひとりで頑張るという、肩の凝らない良作。ですが、読んでいてちょっとムズムズしてしまいました。私、変な趣味があるのではないかと。いえ、ロリ…ではなくこの舞台の小道具である文具に萌えてしまっていたのです。ロケットペンシル、持ってました(作者の勘違いは巻末で修正)。人頭鉛筆削りや10徳ノート、欲しいです。家には変わった色の色鉛筆や奇妙な匂いの消しゴムがあるし、どうやら私は文具オタクなのか…。これから何が出てくる? そんな意味でも今後に期待します。

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オトナのいろは

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仕事も恋愛もパッとしない新米社会人、滝村が出会ったのは 美人だけれど少し変わり者の書道講師、綾乃。 彼女の指導の元、書道を通して滝村は人間的にも成長していくが…。 大人の習い事ストーリー4コマ!

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読切 観光地の頼子さん

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世界有数の観光地・京都の一角にあるたばこ屋の店番・頼子さん――。冷たい目つきのせいでこわそうだけど、実はちょっぴりシャイでとっても優しい☆そんな頼子さんが、観光名所や美味しいものなど、京都の素敵ポイントをご紹介! “ギロデレ女子”ד京都”が織り成す、観光地ハートフルドラマの原点が読切で登場!

【マンガ訳】太宰治

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時代を超えて愛され続ける太宰治の傑作短編を、気鋭の漫画家たちが独自の解釈で【マンガ訳】(コミカライズ)。波瀾の生涯を駆け抜けた無頼の天才に捧げるオマージュ。豪華執筆陣が描く、新たな「太宰」の世界。「姥捨」×岡田屋鉄蔵(「ひらひら 国芳一門浮世譚」)、「恥」×マキヒロチ(「いつかティファニーで朝食を」)、「悶悶日記」×うめ(「大東京トイボックス」)、「親友交歓」×羽生生純(「恋の門」)、「皮膚と心」×坂井恵理(「ヒヤマケンタロウの妊娠」)、「ダス・ゲマイネ」×旅井とり(「めしばな刑事タチバナ」)、「誰も知らぬ」×あさのゆきこ(「閃光少女」)、「葉」×サダカネアイコ(「青春デンデケデケデケ」)。さらに、原作となった小説を「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」でおなじみの渋谷直角が解説(渋谷直角「太宰治に高校時代傾倒したけど酔ってただけであんまりよくわかってなかった男による解説」)。原作に忠実に描かれた作品もあり、現代版にアレンジした作品あり、そして…原作をとどめないくらい大胆に意訳した作品ありの読みごたえある一冊。太宰治にハマった、ハマっている人も、一度も読んだことがないという人も楽しめます。そう、太宰治……「かれは、人を喜ばせるのが、何よりも好きであった!」(「正義と微笑」より)。

閃光少女

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はんなりギロリの頼子さん

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シャイなたばこ屋・頼子さんは今日も京都のステキをご案内♪ 世界有数の観光地・京都の一角にあるたばこ屋の店番・頼子さん――。目つきはこわいけど、実はシャイでとっても優しい☆ そんな頼子さんが京都のステキを紹介する観光地ハートフルドラマ、第1巻です♪

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