はじめての味覚を見守りたい
恋に落ちた瞬間、夢を抱いた瞬間。それまで知らなかった素敵なものに出会うとき、ひとはキラキラ輝いて見える。 そんなキラキラ輝く瞬間にたくさん出会える漫画が、クミカのミカク。 舞台は異星人が地球で暮らすのが当たり前になった時代。 食事をしなくても生きていける異星人の女の子クミカさんが、とあるきっかけで食事をしたことから味覚に目覚めていくお話。 美味しいご飯を食べて感動することはあれど、美味しいという感覚そのものに感動したことって今まであったかな? 甘い、しょっぱい、辛い、酸っぱい、痺れる、苦い…などなど。 当たり前のように食事をして「うまいなー」くらいで流してしまう感覚を、触角をぴょこぴょこ動かしながら新鮮に感動しているクミカさんがめちゃくちゃ可愛い!! 新しい味覚に日々出会えるクミカさんがうらやましくもあり微笑ましくもあり、とにかく幸せな気分が味わえる作品。 エイリアちゃんやメロウちゃんなどクミカさん以外の異星人たちも可愛くて癒される…!
コンビニでカップラーメン買う回で方向性が定まったなーと感じた。ゆるーく読む分にはとても優しくていい意味で灰汁がない(と私は思う)ので読みやすく、日常系ほのぼの作品として好き。
グルメ漫画と言うとちょっと見劣りするかもしれないけど(土山しげる先生やダンジョン飯なんかを基準にすると)主題が宇宙人女子が地球の飯を食うだけなのでそこもまたゆるくていい。