名無し

作者が売れない漫画家だった頃のエッセイです。作者の性格が根暗なのにこの漫画が面白いのは、「妻の可愛さがすごい」からだといっても過言ではないのではと思います。2人は気が合うのか合わないのか…デコボコなんですけど、いい夫婦なんだろうなと想像できます。
あとは、大丈夫なのか?と心配になるほど漫画業界のリアルを描いてるところ。
とことん自虐的で自身がない部分もあれば、やたら威張り始める部分もあり、そこも結構好きです。
著者の思い悩む姿を自分に重ね合わせると、重いと感じるかもしれませんが、自分としてはギャグとして割り切って読んだので普通に楽しめました。

この作品自体は厳密には未完ですが、
妻に恋する66の方法など続編的なのを描いているのでそちらを読めばよいかと。あとコミックDAYSで子育てマンガも描いてますね。

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僕の小規模な生活

僕の小規模な失敗も!

僕の小規模な生活 福満しげゆき
影絵が趣味
影絵が趣味

最近、"妻"がツイッターにハマっているらしく、福満しげゆきのアカウントから過去作の切り抜きがたびたびアップされているのを目にする。一世を風靡している100日のワニほどではないにしても数百から数千、ときには万単位のいいねがついている。アックスは青林工藝舎時代からの読者としては真に感慨深いものがある。 (ちなみにマンバさん、福満しげゆきの青林工藝舎から出ているタイトルがすべて載っていないので、何卒載せてあげて下さい) とくに『僕の小規模な生活』のもとになった、というより、小規模な生活がそれの続編にあたる『僕の小規模な失敗』(青林工藝舎)はいったい何度読み返したことだろう。そればかりではなく、家に何冊も備蓄しておいて、遊びにきた友人知人に「これめっちゃオモシロイから読んでくれ!」と半ば強制的に持ち帰らせていた。反応はまずまずだったと思う。 小規模な失敗はとにかく気合いが凄かった。最近の漫画はコマを縦に三段で割るくらいが一般的だが、手塚時代でもせいぜい四段で割るくらいだったが、福満しげゆきは五段とか六段とかまでいっちゃう。コマが豆粒みたいになって読みにくいんだけど、たぶん本人にもその自覚があって、始めのほうは大きくコマを取っているんだけど、だんだん描きたいことと残りのページとの釣り合いがとれなくなってコマが小さくなっていく。それでも加速度的に熱が籠もっているからなのか、小さなコマを追っていってしまう。 気合いの入った熱い漫画家であるいっぽう、大変なひねくれ者でもあるようなので、自身の漫画を自分のツイッターで宣伝するなんてできなさそうなところを妻がナイスアシストでツイートしている。いやあ、なんだか羨ましいですなあ。

ぼくのしょうきぼなせいかつ
僕の小規模な生活 1巻
僕の小規模な生活(2)
僕の小規模な生活(3)
僕の小規模な生活(4)
僕の小規模な生活(5)
僕の小規模な生活(6)
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カワイコちゃんを2度見る

カワイコちゃんを2度見る

『妻と僕の小規模な育児』が好評でツイッターフォロワー急増中の福満しげゆき2冊目の単行本。著者こだわりまくりの意外と普通な日常的ゾンビ漫画『日本のアルバイト』収録。ヤングマガジン増刊掲載の『初体験物語』『未知との遭遇』『飼ってはいけない居候』『鉢植えの恋』は、若気の至り爆発です。

まだ旅立ってもいないのに

まだ旅立ってもいないのに

『妻と僕の小規模な育児』が好評でツイッターフォロワー急増中の福満しげゆき初の単行本。表題作のほか『僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない』『つまらない映画の中の君とつまらない映画の中の僕』『フカンゼン少年』など、心がざわつく気になるタイトルの11作品を収録。伝説の漫画誌ガロ初出の『みか月さん』『知らないトコロの知らないロボット』も、入ってます。

やっぱり心の旅だよ

やっぱり心の旅だよ

『妻と僕の小規模な育児』が好評でツイッターフォロワー急増中の福満しげゆきが、かつて生活のためにエロ漫画家を目指すも失敗した恥の記録的作品集。『おねえさんのキック』『エリートの若妻』『お嬢様麗華の社会科見学』など、チャレンジエロ作品収録。ちなみに表題作の『やっぱり心の旅だよ‥』ほか、非エロ漫画も収録してます。

僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

『妻と僕の小規模な育児』が大好評でツイッターフォロワー急増中の福満しげゆき版・私漫画シリーズ第1弾。おなじみの妻と結婚するまでの超・紆余曲折編です。工業高校入学→中退→定時制高校入学(ガロに持ち込み)→夜間大学入学(いつの間にか中退)→妻と出会うがストーカー扱い→紆余曲折ありまくりの末に結婚→でも漫画で食えないので妻が働くことに。までを描いた「日本一小規模な漫画家」の「小規模なまんが道」第1弾。第2弾『僕の小規模な生活』(講談社刊)第3弾『うちの妻ってどうでしょう?』(双葉社刊)第4弾『妻に恋する66の方法』(講談社刊)第5弾『妻と僕の小規模な育児』(講談社刊、コミックDAYS連載中)に続く私漫画シリーズは、ここから始まりました。

福満しげゆき初期作品集 娘味

福満しげゆき初期作品集 娘味

何故?彼らはここにいるのか… 福満しげゆき幻の初期短編集「10年たって彼らはまた何故ここにいるのか…」(幻堂出版)収録作品に加え、描き下ろし最新作「さらに10年たって彼らはまた何故ここにいるのか…」、デビュー作「娘味」ほか初期傑作短編を収録。

試し読み
妻と僕の小規模な育児

妻と僕の小規模な育児

僕のマンガで何とか食えるようになったので仕事を辞めて家でゴロゴロしていた妻が、ある日ムックリと起きて「赤ちゃんほしい」と言いました。‥‥で、話は飛んで赤ちゃんが生まれたところから始まる、診断が多い育児生活。この作品は、とある小規模なマンガ家の私生活を基にしたフィクションという体裁の、私漫画です。

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