ラーメン漫画では第一人者の河合単先生が
ラーメンではないグルメ物でタイムスリップ話、
原作者なしでの挑戦、ということでどんな漫画に
なるかと思っていたが、かなり面白い。
味覚は鋭いが基本が今ひとつな主人公が
江戸時代にタイムスリップ。
江戸の食文化の意外な斬新さに驚いたり
未来の料理を披露して驚かせたり、
江戸料理を現代に持ち帰ってアレンジしたり、
それぞれに、へえ、そうするかあ、という驚きがある。
主人公も、未来から来た、江戸時代と行き来している、
という秘密を隠して行動するのだが、
その他の登場人物もそれぞれ色々と
謎や事情を秘めていたりする。
当初は物語としてはちょっと詰め込みすぎじゃないのかとも
思ったが、いまのところ、良い感じに話は転がっている。
読み出すと、話の先の展開が気になりだす漫画だ。