クール教信者を勧める入り口にはちょうどいい読切
伝説のWEB漫画「ピーチボーイリバーサイド」を始めに、「旦那が何を言っているかわからない件」「小林さんちのメイドラゴン」などの名作を生み出してきたクール教信者の最新読切!! 感想としては良くも悪くもYJナイズされていて、大人しめだなという印象。今のYJは強烈な性癖漫画が多いので、比較すると、クール教信者がすごい真っ当な青春ものを書いてるように見える(すごい) 関係性の描き方はさすがで、台詞にもキレがある。内容も良くまとまった作品だと思う。反面でいつもの攻め攻めな姿勢が好きな自分としては少し物足りなかった。でもまた読みたいなー
読み始める前はエロを意識したカラー絵を見て「作風が合わないかも…」と危惧していたけれど、全然そんなことなかった!
かなり前のめり気味で「オタサーの姫になってチヤホヤされたい」女の子・大山さんが主人公。
「チヤホヤされるため、いかにも姫っぽいフリルの付いたブラウスにハイウェストのスカートを着て、サークルの中でも人数が少ない(=他に姫がいない)サークルに加入するが、人数が少なすぎて自分の他にはオタク男が1人しかいない」というあらすじ。
この唯一のサークルメンバーであるオタクの「タク」の性格がすごくいい…!
主人公の色仕掛けに微塵も動じず、ただ淡々と褒め続けるところは少女漫画のヒーローなみにクール。(むしろなんでそこまで女の子に慣れていてオタクなんだよというレベル)
本当は大きなサークルで姫として君臨したいのに、オタクくんの大変素晴らしいチヤホヤにほだされてしまう姫がすごく可愛い。
超次元ラクロスアニメにハマった大山さんが、話について来れないイケメン(オタクの友達)よりオタクと盛り上がるシーンではニヤけてしまった。
この2人の毎日のサークル活動や、タクとイケメンの過去など、これは連載でもっと見たい…!