えびしんじょのようなえっちさ
にんにくをたっぷり効かせたステーキ、溢れんばかりのチーズがのったピザのようなジャンクなエ◯さではない。 まず椀の蓋を開けて、匂いを連れた湯気を楽しみ、出汁をつうっと口に含む。 箸をとり、しんじょを持ち上げ、滴るつゆと共に口へ迎える。 そうして旨みをしっかりと余すことなく感じるのだ。 みたいなことを書きたくなるぐらい感情にくる作品。 小説家のおじさんとミステリアスな美女の出会いから始まる愛の物語、あたたかな絵柄と多めの無言のコマも心地よく、ゆったりじんわりふつふつと楽しませてくれる。 ジャンクなものも大好きだけれども、こういうのもいいなぁと思いました。
なんだこれは…!すさまじい衝撃作を読んでしまった。人間が自動販売機になるっていうアイディアだけでも普通じゃないのに最後まで虚を突かれ続ける。作者のまちざわさんはいつも百合漫画を描かれているのようだけど今回もそうで、卵子と卵子をブレンドするって発想は愛を突き詰めないと出てこないだろうから素晴らしいと思う。自分はどツボにハマったのでめちゃくちゃ好きな作品でした。