「仏師」のタイトルに偽りなし!
マンバのクチコミを読んでからずっと気になっていた作品です。 https://manba.co.jp/topics/17278 Kindle Unlimitedで公開されていたので早速読んでみました。 母親が暴徒に襲われたことで産まれた自分の生い立ちに苦しみながら、仏を彫ることで生きることへの救いを見出していく…という話。おそらくアシスタントなしで描かれたであろうシンプルで洗練された絵が印象的です。クライマックスで主人公が彫り上げた仏像が心の迷いから抜け出したことを象徴するような素晴らしい出来で「仏師」のタイトルに偽りなし!と思いました。個人的に坂口尚のあっかんべェ一休を読んだばかりだったのでそこに通じるものも感じました。ただ先のクチコミにもあるようにもっと色んなジャンルを読んでみたかったです。青年誌も合いそうなのになぁ…。
現在入手が容易なものは『仏師』と『花狂ひ』ですよね。(電子版。でも紙本の古書価も割合手軽です)
以前プチフラワーコミックスで『首』というコミックスも出ていますが、そこに収録されているものは『花狂ひ』に基本的に入っていると思います。
つくづく、もう少し長いもの、できれば複数巻、少なくても厚めの一冊本まるまるひとつの話を、読んでみたいですよねえ。
花狂ひ速攻で買いました!届くのが楽しみです!
似た絵柄、似た作風な漫画などないかなと思ってしまうのですが、きっとこんなに才能をお持ちの方はそうそういらっしゃらないのでしょう…。
10巻くらいの長編ならどんな話を書かれるのかとか考えてしまいますね…
方向性が似ているということですと、私がパッと思い浮かぶのは、山田章博ですね。少女漫画フィールドのかたではないので、そこは作風違いますし、日本の歴史物とは異なりますが『ラストコンチネント』とか、チラ見してみてくださいませ。(マンバはパッと飛んですぐに試し読みできるから便利ですねえ)
後は、有名どころですが、岡野玲子かなあ。これも、ちょっと作風は違うかもだけど、方向性は似ているような気がします。
山田章博わかります!好きです!
ですが漫画描かれてると知りませんでした。
イラストレーターの方かと思ってました、なので読んでみます!
月岡芳年のようなタッチが好きで、漫画でもそのくらい筆の感じが残っててインク溜まりがあるような画風の作家さんは惹かれてしまいます。
岡野玲子知りませんでした。絵がここまで上手いと表現できるものに幅が際限なさそうですね、羨ましい!こちらも読んでみます。
丁寧に返信してくださりありがとうございます!!