夢と現実が交錯するストーリー
夢と現実が混ざり合った不思議な感覚を楽しめるストーリーです。衝撃的な始まり方にショックを受けましたが、気になってどんどん読んでしまいました。切ない気持ちになったり、もどかしい気持ちになったり。学生時代のことを思い出し、キュン…としました。男の子の表情の描写がとてもうまく、あどけない笑顔に惹きつけられました。
止めなきゃ。幼馴染が殺されるのを――。社芽出子、中学2年生。9歳の時のある出来事をきっかけに、幼馴染の十川穂積と疎遠になってしまった。もやもやした気持ちを抱えつつ、一歩踏み出せない芽出子。ある日そんな彼女の前に、穂積そっくりの不思議な少年が現れる。彼はまぼろし? それとも……。「彼を14歳のまま終わらせない」――幼馴染の未来を変えるために走り出す、眩しくて切ない青春×タイムパラドックスストーリー!
カラー絵がめちゃくちゃ綺麗で惹かれた。
行間を読み解くのが大変だった(3回くらい読み直した)けど、そこがいい。
溺れた穂積は探して見つかったけど(捜索に三日三晩かかったかはともかく)、沈んでいく子ども穂積を助けてあげられなかったことをずっとデコは気に病んでるんだね…。
「パチンコ店員Aはアイドルになれない」の作風からすると、今後の展開も苦いものになりそう(ワクワク)