夢と現実が交錯するストーリー
夢と現実が混ざり合った不思議な感覚を楽しめるストーリーです。衝撃的な始まり方にショックを受けましたが、気になってどんどん読んでしまいました。切ない気持ちになったり、もどかしい気持ちになったり。学生時代のことを思い出し、キュン…としました。男の子の表情の描写がとてもうまく、あどけない笑顔に惹きつけられました。
止めなきゃ。幼馴染が殺されるのを――。社芽出子、中学2年生。9歳の時のある出来事をきっかけに、幼馴染の十川穂積と疎遠になってしまった。もやもやした気持ちを抱えつつ、一歩踏み出せない芽出子。ある日そんな彼女の前に、穂積そっくりの不思議な少年が現れる。彼はまぼろし? それとも……。「彼を14歳のまま終わらせない」――幼馴染の未来を変えるために走り出す、眩しくて切ない青春×タイムパラドックスストーリー!
かつては仲良しだった幼馴染、芽出子と穂積。
中学生になった2人の間には、その頃の空気は流れていない。
過去に起きた、穂積が川に落ちてしまった事故で、穂積を助けられなかったことを今でも後悔し続けている芽出子でしたが、かつて事故が起きた場所で、小学生の穂積と対面する。
今度は穂積を助けたい、という芽出子の思いが現れている冒頭でしたが、
今後2人にどんな未来が待ち受けていて、芽出子の前に現れた小学生の穂積の正体はなんなのか、気になります。