あの『ゴーマニズム宣言』が、23年ぶりに『週刊SPA!』に復活!! 小林よしのり、最期の戦いが「より凶暴に」始まる! 1995年、オウム真理教事件への報道姿勢の違いから『週刊SPA!』と決別した小林よしのりさんが、23年のときを経て『ゴーマニズム宣言』の連載を再開し、『週刊SPA!』に復活しました(2018年4月から)。小林さんは『ゴー宣』を復活させた理由を、次のように語ります。「再びわしが毎週という過酷なペースで『ゴーマニズム宣言』を描くことにしたのは、怠惰と堕落の底に沈んだ日本を、再浮上させるための最期の戦いが必要だと決意したからである。未だ皇位の安定的継承もならず、戦後レジームからの脱却もならず、貧富の格差拡大や、少子高齢化における将来不安、女性の地位やLGBT等の問題、先端生殖医療の倫理観など、あらゆる価値が混沌とする状況で、総合的に語る思想漫画を子孫に残しておこうと考えた。」(巻末収録「檄文」より)するどく現在の社会問題に切り込む本作では、●安倍改憲には権力の暴走を縛る「立憲的改憲」で対抗せよ! ●オウム13人の死刑を経て、「オウムに殺されかかった漫画家」としてあの事件を総括! といった大テーマのほか、セクハラ問題、日米地位協定、新幹線通り魔殺人事件など、さまざま事象に対し、「ごーまんかましてよかですか!?」と数々の"断言"な問題提起します! 【小林よしのりさんプロフィール】漫画家。1953年、福岡県生まれ。『東大一直線』でデビュー。『おぼっちゃまくん』などのギャグ漫画が子供たちの間で大ブームに。1992年、『ゴーマニズム宣言』の連載スタート。思想エッセイ漫画という新ジャンルを打ち立て、1998年の『戦争論』も大ヒット。その他、『沖縄論』『台湾論』『天皇論』などヒット作多数。2014年、23年ぶりにかつて決別した『週刊SPA!』で『ゴーマニズム宣言』を復活させる。【本誌掲載内容】第1宣言 復活の狼煙を上げる第2宣言 西部邁、属国に死す第3宣言 権力忖度システムの愚劣第4宣言 立憲的改憲という選択がある第5宣言 女人禁制は伝統ではない第6宣言 セクハラより人材だ第7宣言 枝野幸男・コスタリカ・ガンジー主義第8宣言 長谷部恭男の愚民思想を撃つ第9宣言 地位協定と憲法9条第10宣言 安倍「自衛隊明記」の危険第11宣言 「自衛隊明記」に潜むコンプレックス第12宣言 君たちはどう生きるか第13宣言 オウム教祖・幹部、死刑執行第14宣言 なぜ高学歴の若者がオウムに入ったか第15宣言 VXガス暗殺団との戦い第16宣言 吉本隆明らインテリの犯罪第17宣言 オウムを利する危険なリベラルBEFOR 2nd Season特別収録 教育勅語で道徳は復活しない特別収録 憲法と山尾志桜里の真実檄文 『ゴーマニズム宣言』の復活をここに宣言する!
少し前に女子大生記事で炎上した下世話なオジサン向け週刊誌「週刊SPA!」……その誌上において数少ない読み応えのある数ページそれがゴーマニズム宣言w
なんといってもこの雑誌、いきなり1ページめから女性への暴行傷害で起訴されているS氏の連載コラムが目に飛び込んでくる下劣ぶりですが、「エセではない真の保守」として世相をぶった切るゴー宣が、イデオロギー的に真っ向から対立しそうなS氏と1冊に同居してるというのは懐が深いというより節操がないようにも…。
ともあれ小林よしのり氏、ああ見えて大変な勉強家のインテリなので話には説得力がありますし、彼自身とは相いれない考え方の人にも一定の理解を示しつつも対比を交え自説を展開する論法は大いに学ぶところがあります。テレビ番組にもネットの掲示板やSNSにも人の話を聴けずに頓珍漢な噛み付きを繰り返す輩であふれかえっているので、彼のようなタイプはとかく誤解を受けやすいですね。もちろん私もゴー宣に書かれている氏の主張になにからなにまで賛同できるわけではないですが理解はできますし、「正論」を構築するのが上手いなぁと感心します。少なくとも冒頭のS氏のいい加減で不勉強な主張よりは遥かに……
ちなみに正論で武装した「ゴー宣」と比べて、FLASHで連載してる「辻説法」はオジサンのしょーもない下世話な本音がさらけ出されていて、これを同じ人が描いているのだから人間って面白いなと感じますw
かつてのゴー宣は、物凄く面白かった。
オウム真理教の事件とリアルタイムで連動し、
作者自身が殺されかかった漫画なんて、
この先も二度と現れないだろう臨場感が
溢れている漫画だった。
そしてその一連の流れでSPAを去ることに
なる経緯も衝撃的だった。
そのゴー宣がSPAに戻ってきたのか・・。
正直、それが良いとか悪いとか
正しいとか間違っているとか
面白いとか面白くないとか
自分としては判断が出来かねて戸惑っている。
当時はおぼっちゃまくんの夏休み再放送をみてゲラゲラ笑ってた小学生だったのでリアルタイムの無印ゴー宣はよく知らないのですが、現在進行形のコラム漫画としてはとても楽しく読めていますよ。保守を標榜しながら現政権に批判的なことを言うので右から左から喧嘩を売られることが絶えない様子