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綺麗な表紙に引き込まれて買ってみたけど、1話を読み終わる頃には丁寧な導入に心を掴まれた。雨音・寧々の2人と主人公の光との出会いは運命的な雰囲気を出しつつ、2人の写真を撮る~2人の関係性に気付くまでの展開は百合作品であるからこそ自然に流れてゆく。
画力の高さもさることながら、登場人物たちの様子を刹那的にを切り取るような表現に写真部という舞台装置が絶妙に生かされている。また、カメラの存在が第三者視点のメタファーのようにも見えていたので、1巻後半の展開はかなりの衝撃をもって迎えられる。
ストーリー自体も先が気になるし、もっと各キャラの想いや感情に触れたいので早く続きが読みたい。
1巻まで読了。