2巻読了。
1巻でばら撒いた色んな要素を1つのゴールに向かう道へと収束させていく2巻。各要素が個々に主張しながらストーリーが明確にある方向へ進んでいく様は、荒々しくも幻想的な画面作りと相まってただただ壮観。
物語の大きな下敷きはSFなんだけど、主人公・伊崎アイラのバックグラウンドや真理を探究する信念などが見えてきて、物語のフィクション性の部分と現実とも地続きなセンチメントの部分が上手く調和してる。2巻で「眠り姫」と伊崎の正体という物語のテーマを示したのに、まだまだ色んな要素を見せてくれる。いやホント凄いよこの作品。
2018年新連載の中でも目を引いた1ページ目!
新潮社の新しいWEBコミックサイトであるコミックタタンが始まった時、他の豪華な連載陣の顔触れの中でも一際目を引いたのがこの作品でした。 カラーで描かれた1ページ目を見ただけで、「あ、これは素晴らしいマンガだ!!」ということを確信させてくれるオーラを放っていました。 まず、一目で引き込まれる画力の高さが光ります。 おかざきさと乃さんは前作の『金平糖の花嫁』も個人的に大好きだったのですが、SFの空気に合わせて更にスタイリッシュになり背景も緻密に描かれて絵で魅せられる作品となっています。 ストーリー的にもどうなって行くのかワクワクさせてくれる内容で、毎回の更新がとても楽しみです。 とりあえず、まずは試し読みで1ページ目の美しさを体感してみて下さい。