あらすじ謎の石“ブラックナイト”の真実を追い求めるイサキたち。それはイサキ自身も知らない、自らの原点への道筋であった――。ムサシの地球外知的生命体と遭遇するという悲願は果たされるのか!? “眠り姫”ネムの本来の人格のゆくえとは? 運命に導かれし3人の物語は、1つの終着点へと辿り着く――。
表紙を見た瞬間はファンタジー作品なのかなという印象。物語の主人公は変人だが天才の美人天文学者アイラ、それと彼女の助手となることを志願する青年、間宮。凸凹バディものっぽい導入を見せたかと思いきや、話が進むに連れてどんどん深まるSF感、そして突如として現れるミステリー要素。ページを捲るごとにジャンルが変わる様子はまさに七変化。画力の高さもそれを表現するのに充分すぎるほど。更に様々な要素をただばら撒くだけじゃなく、1巻の中で物語の流れと盛り上がるポイントも作っている。何だこれメチャクチャ面白いぞ。 1巻まで読了。