sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
鼻が利く女の人が主人公。ちなみに喫茶店の店長さん。
匂いの描写がこんなに上手いマンガは初めて見たかも。よく言うシャンプーのいい匂いと香水のキツイ匂いとか、共感できる描き方してる。
キャラクターも男女ともに可愛い。私はワカメちゃんヘアーの店長さんが好きだけど、ちょっと変わり者で無臭のアルバイト君もいい。