これまたアブノーマルな漫画が始まりましたね。成長してエリートサラリーマンとなったかつての気弱な少年が、出向先でトラウマと再会します。
「…もうだめ がまんできない」「ひろって」からの急展開は絵的にもとても見応えがありました。

というか女性作家ですよね…??よくこれほどグッとくるドS女が描けますよね、感動しました。ちなみに自分はSMの趣味はあまりないのですがフェティシズム的な意味でこのお姉さんは非常に魅力的です。

読みたい

いいですね~。個人的には目の描き方がいいなぁと思ってました。女性の目の蔑みと恍惚の、男の高慢そうなエリート目線と気弱な目の、移り変わりが上手い。あと女性の動きや仕草もどことなくリアリティがあっていいですよね。たしかに女性作家ぽい

いい表情ですねぇ。マジで頭おかしいですねこと人w

そして彼のほうも、これほど嗜虐心を搔き立てられる受けオーラのお兄さん、いたら虐めたくなる気持ちもわかります

>受けオーラ
ホントそれですよ...!

ゆでエビくん、2話でもうすでに負けそうwwwかわいい
もーちょっと男の部分を出して頑張って抵抗してほしい気持ちと、早く負けた姿がみたい気持ちがせめぎ合ってめっちゃしんどいです🙈

5月号読んだ。

ひょえーー!!!
せっかくゆでエビくん頑張って自分をさらけ出したのにここで拒否られるなんて…メンタルぶっ壊れちゃいそう;;

MA・MA・Match

映画『怪物』みたいな構成の話だった

MA・MA・Match
mampuku
mampuku

いい意味で誤解や異説の飛び交いそうな、多層構造のストーリーだったように思う。 主人公の一人である芦原(母)は、生意気な息子とモラハラ夫を見返すべく、息子の得意なサッカーで勝負を挑む。 前半は、ママさんたちが友情や努力によって青春を取り戻しながら、悪役(息子と夫)に挑むという物語で、この悪役というのがちょっとやり過ぎなくらいのヘイトタンクっぷりなのだ。その場限りのヘイトを買うキャラクターは、ヒーロー役の株を上げるための装置として少女漫画では常套手段だ。だが『マ・マ・マッチ』はそういう物語ではないため、話はここで終わらない。 後半は時を遡り、息子と夫の目線で描かれ直す。母目線ではイヤ〜な輩にしか映らなかった彼らにも彼らの言い分や考えがあったのだと明かされる。 真っ先に私が思い出したのが、是枝監督の映画『怪物』の主人公の一人、安藤サクラさん演じるシングルマザーの早織である。 息子が教師に暴力を振るわれたことに抗議するため学校に乗り込むも学校側からぞんざいな対応をされ不信感を募らせる早織。その後教師や子供など、さまざまな視点が映し出されることでやがて全体観が像を結ぶ。 『マ・マ・マッチ』でも、後半部分を読んだあとに最初から読み返すと些か感想が変わる。息子や夫がイヤな奴らとして描かれているのは確かだが、先入観によって印象が悪化していたのも事実だ。なにより、序盤に出てくる夫のコマは母を嘲弄するような不快なものだったが、そもそもこれは芦原母の回想であり主観だ。その後実際に登場する夫は彼女と衝突こそすれ至って真面目だ。 つまり、それぞれの立場から不満を抱いたり譲れない部分でぶつかり合いながら、逐一仲直りしたり折り合いをつけているのだ、という話に畢竟見えなくもない。悪者退治という少女漫画にありがちなフォーマットで導入を描いて入り込みやすくしておいて、後半の考えさせる話でモヤモヤさせる。末次由紀先生、さすがの巨匠っぷりを見せつけた怪作だ。

テセウスの船

どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?

テセウスの船
mampuku
mampuku

時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
#34歳シェアハウスのオーナー始めます【描き下ろしおまけ付き特装版】

#34歳シェアハウスのオーナー始めます【描き下ろしおまけ付き特装版】

【描き下ろし番外編16Pを新たに収録 】私の人生には就職、結婚しかないの…?母親が他界し、古い一軒家で独りぼっちになった笑子(えみこ)34歳、独身、パート勤務。母の看病も終わったし、正社員に戻るために就職活動をしないと…。でも、正直、働きたくなーい! やりたいことだけやりたーい! 病気の母親を優先して我慢ばかりの生活だったんだから!!悩む笑子の前に現れたのは知り合いの不動産屋。彼の提案にのっかって、この家をシェアハウスに改築することに。1人目の住人は、不動産屋の息子さんで…!?不安はあるけど変わりたい。素敵なアラフォーを目指す30代の共同生活ストーリー☆【本作品は「#34歳シェアハウスのオーナー始めます」第1~5巻を収録した電子特装版です】【恋するソワレ+】

まばゆいね、珠緒くん。【電子単行本】

まばゆいね、珠緒くん。【電子単行本】

「大人って好きじゃない」周りの大人に不信感を持っている男子高校生の吉田珠緒は、いきつけの薬局で女性店員を痴漢から助ける。助けた女性店員の真由子は周りの大人たちと少し違っていて、そんな彼女のことが珠緒は気になり…? 男子高校生×アラサー女性のじれきゅんラブ!

#34歳シェアハウスのオーナー始めます

#34歳シェアハウスのオーナー始めます

働きたくない!不労所得が欲し~~!!田口 笑子(34)、パート勤務の独身。看病していた母親が他界し、実家の古くて大きい家でひとりぼっち。これからの身の振り方を考えていた。生活していくにはお金が必要…でも正直、働きたくない。病気の母親を優先し我慢ばかりの生活だったのに!私の人生には就職、結婚しかないの…?そんな時に、「この家でシェアハウスやらない?」と知り合いの不動産屋から意外な提案が。母親の保険金で素敵なシェアハウスに改築して、不労所得を得て生活したい!素敵なアラフォーになるための第一歩が始まった。【恋するソワレ+】

バツイチ2人は未定な関係【描き下ろしおまけ付き特装版】

バツイチ2人は未定な関係【描き下ろしおまけ付き特装版】

【描き下ろしマンガを新たに収録!!】一度結婚に失敗している真実には周りに理解されない願望がある。結婚も恋愛もいらないけど、必要な時だけ一緒にいてくれる男が欲しい!案の定、中学の同窓会でその話をしても、友人たちからは大ブーイング。しかし、今までほとんど接点のなかったイケメン中村が共感してくれた!中村も同じバツイチで、同じように“彼女でも、妻でもない女”を求めていると知った真実は一大決心をする。“ふつうだから”に流されて、生きるのはもうやめた。社会の圧力に生きづらさを感じるアラフォー女子が相棒を見つけて人生をリスタートする、現代サバイバルストーリー。【本作品は「バツイチ2人は未定な関係」第1~5巻を収録した電子特装版です】【恋するソワレ+】

女なのでしょうがない

女なのでしょうがない

貯金額を心の支えに生きる31歳独身・青木美希。彼女の周りにいるのは「だから女は嫌なんだ」と切り捨てる上司(うるせえ)。「結婚は? 子供は?」とプレッシャーをかける母親(黙ってて)。上っ面の付き合いしかない後輩(とりあえず仕事して)。「女」という重圧に縛られ、傷だらけで生きる“彼女達”。全てがどうにもならん! 彼女達の生き様を描きながら贈る、辛辣で優しい、全女性への応援歌!

飛んで火に入る適齢期

飛んで火に入る適齢期

遠田純香29歳。結婚は人生に当然組み込まれているものだと思っていました… なのに5年付き合った彼氏に急に振られて大ピンチ! 思い切って婚活を始めた純香の旦那候補は三高でイケメン上司の高木、普通だけど手堅く優しい平林さん。ところが相手を値踏みし打算を働かせる純香を見抜いた高木に「下品」と評され落ち込んでしまう。明るく楽しくと決めていたのに、本当はみっともない? 不安になる純香の婚活の行方は!?

美人部下に弄ばれるエリートサラリーマンのラブコメにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。