悪を蹴散らす「悪童」の闘い
ギャンブルがなにより好きな荒くれ者の男が、ヤクザに殺されて、自殺した子供の身体に転生する話。 主人公の精神構造はまさしくワルガキ、そこがいい。ただの「悪」でなく、一本筋の通った理屈から「悪童」らしく解決していく。敵対する敵は「邪悪」な人間が多いのでスッキリとした読み応えもある。 志名坂高次作品のファンとしては、主人公が適度な「怯え」をもっているという点が面白い。ヤバそうな敵はなんと避けようとして、チンケな邪悪は蹴散らしていく。なんというか普通の「暴れん坊」の感性を保持している。 これから勝負が過激になっていくだろうから、バランスを維持するのか、ガラっと変わるのか、楽しみな作品
ギャンブル好き暴虐オヤジが自殺した少年に転生して、少年の自殺の理由を探しながら自分自身の復讐もするというピカレスクロマン麻雀漫画
2巻まで読んで充分に面白いので楽しく読んでいたが今回は「志名坂高次」の麻雀漫画によくある指をかける勝負はなさそうだなと考えていた。
ところが3巻を読んでる最中に指を伸ばしたポーズを見て「おっ もしかして」と思ったらやはり指を賭けていた。