半妖同士のかわいいラブコメ
妖怪の子孫である半妖たちが通う学園が舞台。みんなちょっと中途半端な感じが可愛い。主人公はオオカミ男の子孫である小上くん。彼は女性に耐性がなく緊張するとオオカミ姿になってしまうのが悩み。そんな小上くんの「壁」を乗り越えようとする姿に"萌え"を感じるぬりかべの子孫の加部さん。加部さんは小上くんの悩み克服のため、何かに付けて距離を詰めてくる。その様子はさながら、からかい上手……
来る者を拒まないが、歓迎もしない街――ウイザードシティ。中でも、一際危険な場所であるクラブ「ネバーランド」に連れてこられた妖精のフランは、同じく囚われの身となった迷子の忍者・小雪丸と出会う。“天災の巻物”の情報を知るがゆえに悪党に追われる小雪丸と共に逃げ出したフラン。2人は街に蔓延る闇と戦うことになるのだった――!!
ついでに言ってしまえば「ジョジョ」あたりで確立され「BLEACH」などで隆盛を極めた、「能力バトル」という名のプレゼン大会も、もしかしたら終わりつつあるのかもしれません…。
というのも、読むのが煩わしいプレゼン合戦にスピード感を削がれ、また設定自体の出来不出来によって勝敗に納得いったりいかなかったりする。このもやっと感が今の消費サイクルにイマイチ合わない気がするんですよね。
この作品も「真空波だ!」「悪魔の能力だ」みたいな最小限の説明だけでサクッと決着してしまいます。
かつて真島ヒロが「RAVE」で能力バトルをやっていましたが「フェアリーテイル」ではやらなくなりました。こういった流れをいち早く察知していたのではないかなと勝手に想像したりしています。笑