現実とリンクしてる!!
日本のとある街でペストが流行してしまうパンデミックサスペンス漫画。コロナ禍になった最初の頃にも話題になりましたが、今更ながら読んでみました。す、すごい…!今の私達の状況と一緒だ!!これを2017年に連載していたなんて。AKIRAよりすごいのでは。前から「リウー」って何だ?と思っていたのですが、カミュの小説「ペスト」に出てくる医者のことだったんですね。最近は恐ろしいことに自分も少しパンデミック慣れしてしまっていたので、これを読んで改めて気を引き締めなければと思い直しました。あと「ペスト」も読みたくなりました!
じっとりと迫りくる病気パンデミックサスペンスといった感じ。
怖いのが、読み終わったあとも世界観を引きずっていて起こり得る恐怖が付きまとって離れないことだ。
生活レベルで言えば、手洗いうがいを本当に欠かさずするようになった。
ありがたい影響力だ。
架空の地域を描いてはいるが、何気ない仕草や生活をしっかりと描いているのでリアリティがすごくて、人々の反応も嘘みたいなホラーもののようなものではないのが素晴らしい。
3巻で完結なので欲を言えば、あと2冊分くらい読んでいたかったけど、きれいに終わっていて、3巻では涙腺にぐっときた。