椎名先生の作品はギャグ混じりのスピーディな展開が特徴だと思うが、この漫画もそんな感じ。
舞台は戦国時代なんだが、時折カタカナ言葉などの現代用語が出てきたり、時代考証を無視したギャグが当たり前に出てくる。
しかしそれでシリアス感が薄れると言うより、時代劇特有の堅苦しさが和らいで読みやすい漫画になっている感じがある。
戦国時代にあってはちょっとヒヨワな(後の)秀吉。
戦国時代であってさえも理解しがたい行動派の信長。
その他、名だたる武将達が敵対し協力し振り回されたり歯向かいながら歴史の歯車を動かしていく。
SFチックな時空を超えた展開もアリ、シリアスとギャグの狭間を若武者達が突っ走る戦国エンターテイメント・ストーリー。
椎名先生の作品はギャグ混じりのスピーディな展開が特徴だと思うが、この漫画もそんな感じ。
舞台は戦国時代なんだが、時折カタカナ言葉などの現代用語が出てきたり、時代考証を無視したギャグが当たり前に出てくる。
しかしそれでシリアス感が薄れると言うより、時代劇特有の堅苦しさが和らいで読みやすい漫画になっている感じがある。
こうゆうセリフが出てくれば戦国時代漫画としては普通ならギャグにしかならんのだが、
この漫画に関しては、ヒーローとか口にするのは全く気にならない世界になっていて、他の漫画にはない独特なシリアス感覚が伝わってくるシーンに昇華している。
この漫画はそういう独自の世界をシッカリと構築していた稀有な漫画だと思う。
こうゆうのとかも、ね。
連載中に読んでました。面白かったのにいつのまにか終わってしまった印象を受けた。それでも8巻まで出ているのか...
文庫版の第一巻の後書きを村枝賢一先生(俺たちのフィールド等)が書かれていますが
「この作品は美神に比べれば結果が振るわなかった
かもしれない。(中略)読者のみなさんからすれば
人気の浮き沈みに見えるかもしれないが、
漫画家にはこういう仕事も必要なのである、」
とのこと。
人気とかコミックスの売り上げ的には
特筆するほどのことはなかったようですね。
なお村枝先生のこの後書き、この作品を
少年誌的に難しいのにより強烈に王道の仕上がりに
なったと評価し、さらに
「このジバングと言う作品はなんのことはない
下克上を望み成り上がろうとした椎名高志
そのもののように思えるのだ」
とまとめています。
その椎名先生の下克上発言の例?も引用されていますが
椎名先生はかなり男くさい方のようで・・(笑)。
SF要素もいいけど、戦国時代部分をもっと出して欲しかった。
藤吉郎達が未来を垣間見たシーンでは、二人の秀吉が
なんか色々とやらかしてる感じだった。
椎名先生の頭の中には藤吉郎(サル一号)が別世界に
飛ばなかった場合のストーリー的なアイディアも
ある程度はあったんじゃないかな。
琵琶湖の騒動から本能寺まで飛ばずに
二人の秀吉が信長とともに戦国時代で大活躍する
話になっても面白かったでしょうね。
時は天文17年(1548年)、尾張の国(現在の愛知県)。少年・日吉は森の中で悪人たちに捕まり、亡父が残した金を奪われたうえ、殺されそうになっていた。そこに、鉄砲を持った若者と、小さな子供が通りがかり、悪人たちを一蹴。その若者は「尾張のバカ殿」こと、織田信長。子供は後の徳川家康である、竹千代だった…。日本史上、最も偉大な男たちが登場した戦国時代を、新しい視点で熱筆!信長、秀吉、家康の若き日の姿をコミカルに描く歴史ファンタジー!!
時は天文17年(1548年)、尾張の国(現在の愛知県)。少年・日吉は森の中で悪人たちに捕まり、亡父が残した金を奪われたうえ、殺されそうになっていた。そこに、鉄砲を持った若者と、小さな子供が通りがかり、悪人たちを一蹴。その若者は「尾張のバカ殿」こと、織田信長。子供は後の徳川家康である、竹千代だった…。日本史上、最も偉大な男たちが登場した戦国時代を、新しい視点で熱筆!信長、秀吉、家康の若き日の姿をコミカルに描く歴史ファンタジー!!