ナウシカが可愛い
日本人なら、金曜ロードショーで絶対に見たことがある作品「風の谷のナウシカ」。 アニメしかないと思っていましたが、BOOKOFFで漫画版を見つけて購入して読みました。 ナタバレは避けますが、映画のナウシカは、漫画版のナウシカの10分の1ぐらいの部分しか描かれていません。 漫画版を読むと、深く物語を理解する事ができます。 共通している部分はナウシカが可愛いという事ですね。
「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨神兵を使い腐海を焼き払おうとするクシャナたちに侵略された。腐海の森と共に生きようとするナウシカと、腐海を焼き払おうとする人々。だが、その腐海には、秘密があって……。 月刊アニメージュに掲載された、映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックス。 映画のもとになったストーリーは、このコミックスのおよそ2巻目まで。原作では、映画では語られなかったナウシカの活躍を知ることができます。宮崎駿が描く独特の世界が広がる、何度読んでも感動する超大作!
国家ごとのキャラクターや文化性とかが出来上がってて、信頼できる世界観だって読む度に感じる。
最後道化が喋るあたり、オタクを嫌っているここ20年ほどの宮﨑駿像からは信じられないほど、SFエンタメ的で少し厨二的な演出が続く。おそらく当時、既視感を感じた読者もいたと思う。SFやアニメが好きなイチオタクとしての宮﨑駿が垣間見れる気がする。あの宮﨑駿ですらハリウッドSFなどから影響を受け、自分の中で世界観を再改変・まとめあげていた、という所に安心すら覚える。けしてパクっているとかではなく、宮﨑駿もいろんなエンタメの影響を受け、それを消化して創作しているのだという話。