現代のリアルなお坊さん事情も分かる
主人公が性欲に溺れるお坊さんという強烈なフックから始まりますが、最後まで読むと印象が変わる漫画です。特にラスト1Pにこの山場を持ってくるか〜!!と興奮しました。 現代のリアルなお坊さん事情も知ることが出来て勉強になりますね。檀家さんとの付き合いはお坊さん側から見ても大変なんだなぁ…。今まで自分も「お経を上げてもらうだけなのにお布施って高いよな〜」と思ってたんですけど、お布施の本当の意味を知ることで気持ちが変わりました。 蘇民祭が中止になるニュースで住職が「お祭りの時だけではなく日々の生活で手を合わせることを心に留めて欲しい」とおっしゃってたのを思い出しました。
若い僧侶の話です。主人公は寺の子で、彼の相棒は恵まれた人生を送ってきたのになぜか出家をした変わり者。僧侶としてあるべき姿、自分の信念、捨てたはずの俗世との葛藤が描かれます。1巻では煩悩に翻弄されていますが、徐々にテーマが深くなって行き、生きること死ぬことを考えさせられる作品になっています。全6巻続けて読んでほしいマンガです。