原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
第45.5巻、読了。
収録作品30話のうち、自分が既に読んでいた
ことがあるのはホンの数話だった。
なので逆にというか、コンビニ廉価版などに
「単行本未収録」として収録されていて
この第45.5巻に収録されていない話が
他にもまだまだあるらしいことがわかった。
いったい、何話あるんだよ単行本未収録(笑)。
さすがに連載20年超の作品だ。
45.5巻にはいつも一話ごとにある
ラズウェル先生のエッセイ「ちょっと寄り道」がない。
寂しいような、サクサク読めてよいような(笑)。
そのかわりに「酒のほそ道のほそ道」として
45巻に収録されている全ての話のサブタイトルが
一覧になっているページがついている。
眺めると、よくもまあこれだけ、と話の多さを実感。
でもサブタイトルだけじゃほとんどは話の中身を
思い出せない。
だからこそ?定期的に読み返してもおもしろいのだけれど。