原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
「人造池にて・・」
良さ気な池の情報を知って、
カスミちゃんと訪れた宗達君。
しかしあにはからんや・・
「話題は尽きず」
斉藤に、オマエは酒と肴の話ばかりだな、
と言われた宗達君。
何を言っているんだ、営業マンとして俺は、
と酒の席でのサラリーマンの会話での
気遣いについて語りだし・・
人造池の話、宗達君がカスミちゃんにたいして
ちょっといつもと違う。
そこでもう一歩踏み出せば・・な話。
この話が単子本に載っていたら絶対に覚えているので
未収録作品だと思う。
話題は、のほうは単行本には載っていないと思うが、
「酒のほそ道DX」という特集単行本には載っているみたい。