原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
ジャズネタですが…確か、宗達達がどこかのジャズバーに入って、「ちょっと生活に疲れていてアンニュイでブルージー…ジャズシンガーはああでなければ…」的な話があったような…
ありゃ、そうなんですか。
すっかり忘れてます。
42巻の中から探すのは無理っぽいので、そのうち偶然見つけるのに期待します(笑)。
気になったので探してみました。
28巻の第4話「大人の味わい?」でした。
話自体は斉藤(宗達の友達)がいつもとすこし違う面を見せて面白かった。
その後のラズ先生のコラムに先生のこだわりが書いてあって
「晩酌しながらそれら(ジャズ)を聞くことはない。なぜかというとうざいから。」
「ジャズはバックグラウンドミュージックではない」
「私は酒場には音楽はいらんと思う」
などなど。
ジャズが好き、酒場が好き、でもこうなるんですね。
私は音楽には全く無知無教養で意見ももっていないのだけれど、
むしろ「ジャズってBGMにはいいかもね」とか思っていたほうなのでなかなかに目から鱗なご意見でした。